ゼイヤー ウィン
専門分野
観光人類学/実践人類学
研究テーマ
観光開発の諸問題に対抗する地元側の文化的実践に関する事例研究/観光開発と国際協力に関する文化人類学的研究
最終学歴
立教大学大学院観光学研究科博士後期課程 修了
称号/学位
博士(観光学)
所属学会/団体
日本観光研究学会/日本観光学術学会/国際開発学会
経歴
2003年ヤンゴン大学歴史学部卒業。学部在学中に日本語通訳・観光ガイド免許(国家資格)を取得し、日系旅行会社に5年間勤務。2007年に立教大学大学院観光学研究科に入学し、エスニック・ツーリズムを研究テーマに、東南アジアの事例を研究。2012年の大学院修了後は国際協力・開発援助の分野に就職し、JICA、アジア開発銀行等が実施する観光開発を含む地域・都市開発プロジェクトの調査員として、主に社会調査や開発計画策定等の業務を担当。開発協力の仕事の傍ら、立教大学、神戸芸術工科大学や昭和女子大学等で客員研究員を兼務。2017年から日本女子大学、立教大学等の複数の大学で非常勤講師やゲスト講師として開発協力の現場における事例・調査活動等を講義。2022年より駒沢女子大学観光文化学類の非常勤講師を務め、2024年同大観光文化学類の専任講師として着任。研究活動の面では理論的研究にとどまらず、「Research Subject」から「Research Participant」への研究姿勢も重要視している。
主な業績(学術論文/著書/作品)
学術論文
- 「多民族国家における民族観光の政治性と民族文化の再認識〜ミャンマーのインレー湖ににおけるエスニック・ツーリズムを事例に」立教観光学研究紀要 第13号、pp. 37-44、2011年3月 (単著)
- 「民族観光の政治性と民族文化の認識変容〜ミャンマーのパオ民族自治区における観光を事例に〜」日本観光研究学会全国大会学術論文集 26、pp.285-288(単著)
- 「少数民族観光の政治性と「ホスト」側における伝統文化の認識に対する考察〜ミャンマーのエスニックツーリズムを事例に〜」立教大学大学院観光学研究科(博士論文)、2012年9月 (単著)
著書
- 「霊獣が運ぶアジアの山車:この世とあの世を結ぶもの」、第1部1章「仏像を運ぶ黄金の霊獣船:ミャンマーのカラウェー船」、杉浦康平、Zayar Win、他8名共著、工作舎、pp.17-61、2016年7月(共著)
観光開発関連調査報告書
- 「ミャンマー国総合観光開発計画策定事前調査報告書」海外運輸協力協会、2013年3月(共著)
- 「ベトナム地方政府における観光行政能力強化支援ニーズ調査報告書」海外運輸協力協会、2014年3月(共著)
- 「ミャンマー国地域観光開発のためのパイロットモデル構築プロジェクト詳細計画策定調査報告書」国際協力機構、2014年8月(共著)
- 「スリランカ東部地域を中心とした観光案件形成調査報告書」海外運輸協力協会、2017年3月(共著)
- 「Urban Development Planning Assistance in Kyaikto Final Report」国際協力機構(ミャンマー事務所)、2019年5月(共著)等