建学の精神と教育の理念

建学の精神

駒沢女子大学・駒沢女子短期大学は、道元禅師の「正念しょうねん」と「行学一如ぎょうがくいちにょ」という禅の精神を基盤として「国際化・情報化の進展、女性の社会参加の拡大など、急速な社会構造の変化にのぞみ、十分に自己を実現し、新しい文化の創造的担い手となる人間性ゆたかな現代女性を養成すること」(大学学則第1条)、および「一般教養と共に社会に役立つ専門教育を施し、明朗で知性に富み、実践力旺盛であって、勤労と責任を重んじ、情操豊かで国家及び社会の発展に貢献する女性を育成すること」(短期大学学則第1条)を教育の目的としています。

「正念」

只管打坐しかんたざの教えを示したもので、坐禅で物事を正しく見つめてとらえていくことです。私たちは自分の関心がない事柄には気づかないように、自分中心の偏った物の見方をしています。坐禅は、この視点をいったんご破算とし、本当の自己を再発見していく営みです。

「行学一如」

実践すること(行)と学ぶこと(学)を一体化させること(一如)で、「正念」で確立された自己において、大学で学んだ知識や技術を日常生活に生かすことを表します。自己満足で知識や教養を高めるのではなく、それらを社会に反映していくことのたいせつさを意味します。

教育の理念

建学の精神を学ぶ

道元禅師の教えにもとづく「正念(しょうねん)」「行学一如」を建学の精神として掲げ、十分に自己を実現し、新しい文化の創造的担い手となる人間性豊かな女性の養成を教育の目的としています。さらに年間を通した仏教行事のなかで、駒沢女子大学生としてのアイデンティティーを確立し、現代社会を生き抜く知性と判断力を備えた心豊かな女性を養成します。

理念的側面

  • 理念的側面

①正念・行学一如
②知性と理性を備えた心豊かな女性の育成
③面倒見ある教育を基礎にテーラーメイド教育へ
④、⑤、⑥に関しては、学群、学類、学部、学科、科において、その特性に応じ、具体的な方針を定めています。

実践的側面

  • 実践的側面

テーラーメイド教育