地域社会への貢献
稲城市立稲城第二小学校での教育補助ボランティアの派遣・遊具の作成
平成18年度より、学生ボランティアを派遣してきました。生徒との年齢が比較的近いため、スポーツ教室、英語教室などでその力を発揮しています。教員と学生という従来のスペースに両者のパイプ役として学生が参加することで、教室に良い意味での緊張感と和やかな雰囲気がもたらされているとの評価を受けています。
また平成19年には、体育館増築のため倒されるイチョウの木を用い、空間造形学科の学生が遊具を製作しましたが、これには稲城市の団体から資金援助を得ており、本学と地元の連携がさらに強まる契機となりました。
市民公園へのベンチの寄贈
平成24年度に空間造形学科の実習において、稲城市平尾の公園に人々が憩えるベンチを学生がデザイン、制作し、4台を市に寄贈しました。平成25年度も、同様に、稲城市内のバス停など4か所にベンチを設置しました。以来現在も継続して実施しています。この活動に対して平成25年度に「福祉のまちづくり功労者に対する都知事感謝状」が授与されました。
稲城市関連イベントへの協力
平成23年度より、稲城市協働推進課と協力し、イベントの司会、ポスター作成、各種行事や職員採用試験のアシスト、緑化活動などをおこなっており、担当部署からはこれまで感謝の声が寄せられています。
保育科学生による身体表現発表会
毎年12月中旬に保育科1年生による創作の身体表現発表会を開催しています。脚本、振り付け、音響、舞台装置、衣裳などすべて学生によるオリジナル作品です。地元の子どもたちに還元しようと、近隣の幼稚園の園児に親子観劇会として招いています。学生と子どもたちの交流を通して、相互の学びに繋がっている活動です。
児童文化部による公演活動
毎年夏に、稲城市・府中市・調布市・川崎市の保育園や子育て支援関連施設への巡回公演を実施しています。パネルシアターや人形劇、歌やふれあい遊びなど、対象児に合わせたプログラムを用意し公演しています。創部以来受け継がれている地域貢献活動です。
平成25年度は、曹洞宗宗務庁の支援により、地方公演を実施しました。東日本大震災の被災地である陸前高田市の保育園や老人福祉施設で公演を実施し、被災した子どもたちや地元の方々に喜ばれました。その際、被災した保育園のひとつに本学保育科の卒業生が保育士として勤務していることがわかりました。その卒業生が勤務する公立保育園および子育て支援センター「あゆっこ」への支援を含め、現地の子どもたちとの交流を通した被災地支援を継続しています。
社会への貢献
東日本震災ボランティア
平成24年2月に、宮城県南三陸町の復興商店街のオープニングスタッフとして、人文および人間健康学部の学生21名が活動しました。学生からの強い要望を受けて、地元の宗門大学である東北福祉大学の協力を得て、大学が企画しました。
平成25年度から、陸前高田市内保育園からの要望により、ボランティア委員会の企画として空間造形学科有志で木製プランターの制作を行いました。学生有志が陸前高田市内の保育園に赴き、プランターを花の苗と一緒に寄贈し、設置作業及び園内活動の清掃ボランティアを毎年実施しています。
国際社会への貢献
平成15年より開始したモンゴルでの「国際協力実習」はこれまで7回おこなわれました。国際交流協定を締結したウランバートルの2大学から日本語・日本文化を学ぶための留学生を受け入れ、さらに平成21年度からは、週に1度、設置したテレビ会議システムを用いて大学の授業を提供しており、当該大学の日本語学科学生の日本語能力向上、および日本への留学準備に役立てられています。これらの活動が評価され、平成23年にモンゴル経済産業省からシルクロード賞が授与されました。
また、平成23年6月に続き、平成27年3月に、「国際協力実習」の履修学生が“JICA地球ひろば”で大学生による国際協力セミナーで「モンゴルの現在と日本政府のODAの実際」について発表をおこないました。