駒沢女子大学・短期大学 児童文化部 2013夏季地方公演 陸前高田市交流活動報告

平成25年9月2日(月)から9月5日(木)の3泊4日で、「駒沢女子大学・短期大学 児童文化部 2013夏季地方公演 陸前高田市交流活動」として、岩手県陸前高田市で交流活動を行いました。 児童文化部の夏季地方公演は長い歴史を持つ活動であり、毎年、さまざまな地域を巡り公演を行ってきました。平成23年3月11日の東日本大震災を機に、陸前高田市の「地域子育て支援センター『あゆっこ』」を中心とする交流が行われ、三年目を迎えています。本年度も、夏の巡回公演の一環として、陸前高田市内の保育園・子育て支援施設を中心に公演を行い、地域の方々や受け入れ保育園の子どもたちと触れ合い、楽しい交流を行いました。

駒沢女子大学・短期大学 児童文化部
2013夏季地方公演〜in 陸前高田市交流活動〜

目的

夏の巡回公演の一環として、陸前高田市内の保育園・子育て支援施設で公演を行い、地域の方々や受け入れ保育園の子どもたちと触れ合い、交流を図る。

日程

2013年9月2日(月)〜5日(木)

9月2日(月) 16:30〜 滝の里仮設住宅内コミュニティセンター 公演
*仮設住宅にお住まいのお年寄りの方をはじめ、帰宅した中学生、小学生が集まってきました。みな、初めてみるヘビダンス、パネルシアターに手拍子したり、パネルを一緒に制作したり、喜んでいただけたようです。
9月3日(火) 10:00〜 陸前高田市立 高田保育所 公演
*「あまちゃん」のリズムにのせたヘビダンスが好評。クイズに答えたり、一緒に歌ったりして楽しい時を過ごしました。お礼に子ども達から「ありがとうの花」の歌を歌っていただきました。部員たちみな、感動の涙を逆にいただきました。
14:00〜 竹駒保育園、横田保育園にて保育ボランティア活動
「あゆっこ」パネルシアターセミナー開催
9月4日(水) 10:00〜 社会福祉法人 広田保育園 公演
*昨年、米崎保育園で出会った長野園長先生。今年は広田保育園へ異動されており、この機会に初めて広田半島の突端にある場所まで足を運びました。「ここは復興から取り残されているのよね…来てもらってありがとう」保育園のすぐ眼の前には、青い海。今は養殖が再開され、保育園に預けられる子どもも増加。復興は遅れていても、新しい命はどんどん始まっています。元気のよい子ども達に出会いました。
14:00〜 竹駒保育園、横田保育園にて保育ボランティア活動
「あゆっこ」パネルシアターセミナー開催
9月5日(木) 10:00〜 地域子育て支援センター「あゆっこ」 公演と親子触れ合い遊び
10:00〜 地域子育て支援センター「ひろた」にて、子育て相談および触れ合い

*2歳以下のお子さんと保護者の方がやってくる子育て支援広場。子育ての悩みに耳を傾けながら、親子ふれあい遊びを楽しみました。まだまだ仕事が少ない被災地です。それでも、お母様方が知恵を出し合って、手作りの小物を内職しながら、収入の道を模索する姿を垣間見ることができました。

宿泊先

鈴木旅館  岩手県陸前高田市矢作町字神明前36−2  0192-54-2738
*毎回、公演先までの移動を、ボランティアで運転していただいています。

学生参加者

本村夏海・齋藤美咲・西谷菜々絵・川路真耶・山口友里菜・金井美海・外山静怜菜・森崎悠紀

引率教員

小山祥子(部長)、松家まきこ(セミナー講師)、福川須美(応援教員)

  • まずは、追悼施設を訪れ、黙とうから…
    まずは、追悼施設を訪れ、黙とうから…
  • 鈴木旅館のご主人が山を崩してかさ上げされていく土地を見ながら震災時を初めて語り始めた
    鈴木旅館のご主人が山を崩して
    かさ上げされていく土地を見ながら
    震災時を初めて語り始めた
  • 新作「まあるい地球」には命のメッセージがいっぱい。今年のオリジナル作品です。
    新作「まあるい地球」には
    命のメッセージがいっぱい。
    今年のオリジナル作品です。
  • 「ありがとうの花」を歌う子ども達、その歌声に思わず涙をこぼす部員たち。「こちらこそありがとう」
    「ありがとうの花」を歌う子ども達、
    その歌声に思わず涙をこぼす部員たち。
    「こちらこそありがとう」
  • 松家先生によるパネルシアターセミナー。明日からすぐ使える作品をつくりました。
    松家先生によるパネルシアターセミナー。
    明日からすぐ使える作品をつくりました。
  • セミナーの間、保育園でボランティア。素敵な子ども達との出会いがたくさんありました。
    セミナーの間、保育園でボランティア。
    素敵な子ども達との出会いが
    たくさんありました。

☆今年もさまざまな方のご理解により、陸前高田市を訪問することができました。交流を重ねることで、現地の復興を肌で感じ取り、そして学生自身ができることを考えるよい機会となっています。出会う子どもたちを通して、復興に関係なく子どもはどんどん成長していることを強く感じます。関係者の皆さま、今年もご協力をどうもありがとうございました。(部長記)

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