コマジョスタイル2024入賞作品が決定! 実現に向けて進行中

2024年後期のインテリアデザインスタジオ(空間系)/建築デザインスタジオ合同で取り組んだ、産学連携課題コマジョスタイル2024が進行中です。

目次

  1. コマジョスタイル2024表彰式
  2. 入賞作品の紹介・入賞した学生からのコメント

1.コマジョスタイル2024表彰式

2025年1月に表彰式が行われ、最優秀賞1名、優秀賞2名、特別賞3名の案が選定・表彰されました。
表彰式では表彰された作品について企業関係者の方々から選定理由、感想などを述べていただきました。

  • コマジョスタイル2024表彰式の様子
    コマジョスタイル2024表彰式の様子
  • コマジョスタイル2024表彰式の様子
    コマジョスタイル2024表彰式の様子
  • 表彰状と記念品を受け取る学生
    表彰状と記念品を受け取る学生
  • 表彰状と記念品を受け取る学生
    表彰状と記念品を受け取る学生
  • 入賞者、大学関係者、企業関係者との記念撮影
    入賞者、大学関係者、企業関係者との記念撮影

2.入賞作品の紹介・入賞した学生からのコメント

入賞作品は、実際の物件にて実現する予定です。入賞した学生たちに、今回の課題について感想を語ってもらいました。

最優秀賞 高橋 香帆 作品名:「MILK TEA TIME 〜暮らしの中に上質なひとときを〜」

Q1 受賞した感想を教えてください。

このたびは最優秀賞という素晴らしい賞をいただき光栄に思います。賃貸住宅の内装デザインを一から自分自身でコンセプトやテーマを決めて、デザインをする経験ははじめてでとても良い経験になりました。

また、数ある壁紙や床などの素材をコンセプトとテーマに合わせて一つひとつ選ぶことは大変でしたが、各場所の素材に必要な要素を学ぶ機会になりました。作品には老若男女誰でも使いやすく、リラックスができ、自分らしさがあふれる場所であってほしいという思いで、提案させていただきました。住む人にとって日常の中でほっと一息できる場所になってほしいと思います。

Q2 受賞した作品の工夫点や作品のポイントなどを教えてください。

作品のテーマのように空間自体をミルクティーの入ったティーカップのように、シンプルながらも上品で落ち着きのある空間になるようにしました。入居者が持ち込み、設置する家具の茶色と白色の割合によってロイヤルシルクティーのような白味の空間にしたりストレートティーよりのミルクティーのような茶味の空間にしたりと入居者の好みによって空間に変化ができるようにしました。各空間にアクセントウォールを設けましたが、こだわりとして、以下の3つのアクセントウォール空間があります。

1つ目に、キッチンのタイルです。ウェッジウッドカラーの中のパウダーターコイズカラーのタイルをアクセントとし、緑味のあるタイルを使用することで空間に華やかさをプラスしながら、料理を楽しむことができるようにしました。2つ目は、リビングのアクセントウォールです。おいしいミルクティーになるために必要な濃い紅茶イメージのアッサムカラーのアクセントウォールに、ミルクとティーが混ざり合うストーリーのメインとなる空間としました。最後に、クローゼットには紅茶の茶葉をイメージした草花模様の壁紙を使用し、普段見えない場所であっても開けたときに華やかな見た目と香りを感じてほしいと思いデザインしました。

そんな上品でほっとできるミルクティーのようなミルクティーをたしなむことのできる空間を提案しました。

  • 画最優秀賞 高橋 香帆 作品名:「MILK TEA TIME 〜暮らしの中に上質なひとときを〜」
    最優秀賞 高橋 香帆
    作品名:「MILK TEA TIME 〜暮らしの中に上質なひとときを〜」
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優秀賞1 稲村 友香 作品名:「凪 ~自然を巡る住まい~」

Q1 受賞した感想を教えてください。

数ある作品の中で自分が考えたテーマやこだわった部分が評価され、選んでいただけたことがうれしかったです。費用や施工面についても考慮しながら素材を選定したり配置するのは難しかったですが、プレゼンシートの制作まで楽しく取り組むことができました。今後、自分の作品が実現していくのがとても楽しみです。学生のうちにこのような貴重な体験ができ、本当に良かったと思います。

Q2 受賞した作品の工夫点や作品のポイントなどを教えてください。

「水」「木」「光」「石」の4つの自然の要素を各空間に落とし込む際、大人っぽく落ち着いた雰囲気となるように明度や色味の調整を工夫しました。まるで自然の中を巡っているような感覚にさせ、扉を開けるたび新しい気持ちになるように、空間ごとにギャップをつけたのがポイントです。

  • 優秀賞1 稲村 友香 作品名:「凪 ~自然を巡る住まい~」
    優秀賞1 稲村 友香 作品名:「凪 ~自然を巡る住まい~」
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優秀賞2 渡邉 彩夏 作品名:「clear×light 〜空間を楽しむ、新しいライフスタイル〜」

Q1 受賞した感想を教えてください。

大学に入るきっかけとなったのが、この産学連携プロジェクトの取り組みに引かれたからだったので、目標を実現できてうれしいです。普段自由にデザインできる設計課題とのギャップを感じつつ、現実のニーズに即した住空間のデザインを学生のうちに学べたことは貴重でした。

Q2 受賞した作品の工夫点や作品のポイントなどを教えてください。

私が提案する空間では壁一面に色を加えたり、ベースは白というシンプルな色でも素材にこだわることで、雰囲気に変化をもたらし居住者の生活をより視覚的に豊かにする工夫をしました。

  • 優秀賞2 渡邉 彩夏 作品名:「clear×light 〜空間を楽しむ、新しいライフスタイル〜」
    優秀賞2 渡邉 彩夏
    作品名:「clear×light 〜空間を楽しむ、新しいライフスタイル〜」
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特別賞1 及川 心波瑠 作品名:「Horizon」

Q1 受賞した感想を教えてください。

今回このような機会で特別賞をいただけてうれしいです。コンセプトを考えるところから始まり、エスキースの作業も楽しく、自分の好きなことを再確認できた課題でした。自分のデザインが結果になることで、自信にもつながりました。この経験を生かしてこれからも楽しみながら課題や、クリエイティブなことをしたいと思います。

Q2 受賞した作品の工夫点や作品のポイントなどを教えてください。

壁とカーテンを2色に分け、ソファーに座ったときの目線の高さに地平線を思わせる水平ラインを表現しました。このラインは空間に広がりをもたらし視覚的な奥行きを演出する役割があります。自然なトーンを基調とし、性別やライフスタイル問わずどんな家具とも調和する柔軟なデザインに仕上げています。自由度の高い空間で自分だけの心地よいインテリアを作ることができます。

  • 特別賞1 及川 心波瑠 作品名:「Horizon」
    特別賞1 及川 心波瑠 作品名:「Horizon」
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特別賞2 楡井 希来 作品名:「ナイトルーティーン」

Q1 受賞した感想を教えてください。

入学の決め手の1つにもなったこの企画で自分の作品を評価していただけたのはすごくうれしかったです。実際にサイトで素材を探して部屋をデザインする課題は今回が初めてだったので膨大な種類の中から自分のイメージに合う色合いや模様、素材感を探す作業にはすごく苦戦しました。なので、それも併せて受賞できたのがうれしいです。

Q2 受賞した作品の工夫点や作品のポイントなどを教えてください。

タイトルであるナイトルーティーンからもわかるように今回の作品のテーマは「夜」です。夜の月明りが映えるようにダークカラーと白の壁紙のバランスを考え、光がぼんやりと反射するような素材を選びました。癒しの「ルーティーン」となってほしいエリアは部屋とつながりがあるようにデザインをし、それ以外には少し変化をつけました。また、部屋が狭いため少しでも空間を有効に使えるように壁一面に有効ボードを貼ったのもポイントです。

  • 特別賞2 楡井 希来 作品名:「ナイトルーティーン」
    特別賞2 楡井 希来 作品名:「ナイトルーティーン」
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特別賞3 山口 寧音 作品名:「MY PRIDE AND JOY!」

Q1 受賞した感想を教えてください。

入学以前から興味を持っていたコマジョスタイルで「特別賞」をいただくことができ、大変うれしく思います。今回初めて、カタログを使った非常に実践的な課題に取り組み、機能性を考えながらデザインをしていくことの難しさを改めて実感しました。また限られた時間でプレゼンまでもっていくなど、在学中にいち早く現場の仕事を体験できたようで、非常に貴重な経験になりました。

Q2 受賞した作品の工夫点や作品のポイントなどを教えてください。

賃貸における一番のデメリットは、自分の好きなようにカスタマイズするのが難しいという点だと思います。そこで私は、物を飾るための場所として、「ハイライトポイント」というアシンメトリーなアクセントウォールをデザインしました。賃貸でも自由に自己を表現し、好きなものをしまい込まずに”魅せる”ことができるようにしたのが、一番のポイントです。

  • 特別賞3 山口 寧音 作品名:「MY PRIDE AND JOY!」
    特別賞3 山口 寧音 作品名:「MY PRIDE AND JOY!」
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