新4年生橘田スタジオ 厨房機器のプロ向け展示会を初体験!

東京ビックサイトにて行われた『HCJ 2026 –厨房設備機器展』(2026年2月17日(火)~20日(金)の4日間開催)は、業務用厨房設備機器・サービスのプロ向け総合展示会。教員橘田が手掛けさせていただいている業務用厨房総合機器メーカー 株式会社フジマック様のブースをスタートに、さまざまに見学。出展の多さ、それぞれ個性のある空間や展示表現、なにより最先端のさまざまな厨房設備機器に、大いに刺激を受けた模様。以下に、学生の詳しいレポートをご紹介する。

空間デザイン学部 空間デザイン学科 橘田洋子

住空間デザイン学類 4年 齊藤 茜

2月17日に東京ビッグサイトで開催されたHCJ2026厨房設備機器展を見学した。大規模な展示会に参加するのは初めてで、多くの企業ブースが並ぶ空間のスケール感に圧倒されると同時に、新鮮さを感じた。製品を見ることはもちろんだが、空間デザインを学んでいる立場として、各ブースの空間構成やディスプレイ方法に注目しながら見学した。

「フジマック」ブース

グレイッシュな色味で統一されたモダンな空間であった。厨房機器を単に並べるのではなく、ベーカリーを想定した実演型のレイアウトになっており、実際の使用場面をイメージしやすい構成であった。カウンターは来場者の動線を自然に受け止める形状で、複数方向から視認できるよう計画されていた点が印象的である。照明もスポット的に当てられ、作業の様子が強調されていた。さらに、壁面のパネルにはリサイクル素材が使用されるなど、環境への配慮も空間デザインの一部として取り入れられていた。限られた展示空間の中で、機能性と演出、そして環境への意識を両立させていると感じた。

  • フジマックブースのシェフズテーブルコーナー
    フジマックブースのシェフズテーブルコーナー
  • 写真02:フジマックブースのシェフズテーブルコーナー
    フジマックブースのシェフズテーブルコーナー
  • フジマックブースの環境への取り組み紹介パネル
    フジマックブースの環境への取り組み紹介パネル
  • フジマックブースの運営・施工を請け負っている白水社木村氏のレクチャー中
    フジマックブースの運営・施工を請け負っている白水社木村氏のレクチャー中

「廣田硝子」ブース

「白く発光する展示台の上にガラス製品が整然と並べられていた。光を下から当てることでガラスの透明感やカット模様が際立ち、素材の美しさが強調されていた。展示台自体が光源となることで、空間全体が柔らかく明るい印象になり、製品がより繊細に見えた。照明計画が製品の印象を大きく左右することを実感した。

  • 廣田硝子さんは明治32年創業
    廣田硝子さんは明治32年創業
  • 社長の廣田氏のレクチャー中
    社長の廣田氏のレクチャー中

「KINTO」ブース

他のブースよりも壁を高く設けることで、周囲から半独立した空間を形成していた。さらに、手前に半透明の壁を設置することで、内部の様子がぼんやりと見え、奥行きが感じられる構成となっていた。外部と内部の中間領域のような空間が生まれ、展示会場でありながら落ち着いた雰囲気をつくり出していた点が印象的である。壁の高さや素材の選択によって空間の性質が大きく変化することを学んだ。

「Mawal」ブース

白を基調としたシンプルな構成で、中央の展示台に視線が集まる計画になっていた。パッケージや食器の色彩には静岡の自然や特産物が反映されており、地域性がデザインに落とし込まれていた。また、展示台下部に実際の素材がガラス越しに見える仕掛けがあり、初めは装飾だと思っていたが素材そのものであると気づいた。このように、視覚的な美しさだけでなく、素材への関心を促す展示方法は非常に効果的だと感じた。

  • 滋賀県彦根市にて創業のKINTOさんの心地よい空間構成
    滋賀県彦根市にて創業のKINTOさんの心地よい空間構成
  • 静岡県富士市のエフピー化成工業さんが大和商会さん、エムアイモルデさんと立ち上げた100%マテリアルリサイクルのテーブルウェアブランド
    静岡県富士市のエフピー化成工業さんが大和商会さん、エムアイモルデさんと立ち上げた100%マテリアルリサイクルのテーブルウェアブランド

今回の見学を通して

製品の魅力は空間構成や動線計画、照明、素材の見せ方によって大きく変わることを学んだ。また、環境に配慮した素材の使用や使い捨てを減らす取り組みを行っている企業も多く見られ、現在問題となっている環境問題やSDGsを意識した姿勢が感じられた。単に形やデザインを考えるだけでなく、人の動きや視線、空間全体の印象、さらには環境への配慮まで意識した設計を行うことの重要性を実感した。

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