チームワーク×女子大 〜シリーズ「女子大で学ぶ」⑧

シリーズ「女子大で学ぶ」では、人間関係学科の教員が、女子大学で学ぶ意義を考え、発信しています。第8回は、女子大でチームワークを養うことについて考えます。

本学には「アクティ部」というボランティアとアクテビティを主とした部活動があります。2007年に立ち上げられた駒沢女子大学の中でも歴史ある部活動の1つです。
筆者が顧問をしているのですが、創部からのモットー「頭で学ぶより身体で学ぶ。身体で学んだことは知恵になる」に沿って、体験型のさまざまな活動を行っています。

最近では、大学の学園祭「りんどう祭」にてハンバーガーを販売し(550食完売!)、いなぎ市民まつりにボランティアとして参加しました。
11月には、自然豊かなキャンパスを活かして学内で焼き芋を焼く会を催しました。

これらのイベントの準備は部員たちが話し合い、協力し合って行います。屋台で使用するテントや重い鉄板も協力し合って運び、自分たちで準備します。力仕事は一人ひとりの出せる力を“人数の力”で補います。
すると必然的に互いを助け合うようになり、結束が強まります。

女子大ですから、性別によって役割分担することはありません。
先日の焼き芋大会の際にも、お芋を洗う班と火を起こす班に分かれましたが、「女子大だから、どっちもやるんだよね。生きる力が身につくよね!」と、学生と笑って話しながら準備を進めました。ちょっと大変ですが、そこには確かなやりがいがあります。

学園祭も、学生で構成される学園祭実行委員会が中心となって企画、立案、準備を行うことで、毎年開催できています。
女子大生たちが自ら計画し、協力し、作り上げるという学園祭全体の雰囲気が、女子大の良さをそのまま体現している気がしてなりません。
学園祭にいらしたことのない方はぜひ足を運んでみていただき、女子大生の活力溢れるチームワークを実際にその目でご覧になってください。

(倉住友恵)


“シリーズ「女子大で学ぶ」”について

このシリーズでは、人間関係学科の教員が、現代社会において女子大学で学ぶ意義を考え、発信しています。「もう男女で分ける時代じゃない、大事なのは“その人らしさ”」という考えに私たちも共感します。ただ、私たちは、そうした社会が実現するためにも、そうした社会で女性が生き抜いていくためにも、女性たちに寄り添った教育の場所が必要だと考えています。女子大学でさまざまな学生たちと接しながら、私たち教員が日々思うこと、考えていることについてお読みいただければ幸いです。

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