ホテル見学から宿泊施設デザイン制作へ(インテリアデザインII)
2023/11/27
3年後期のインテリアデザインⅡの授業では、宿泊施設デザイン課題に取り組んでいます。
宿泊施設は非常に多様な機能を持つ空間であるため、実際に運営されているホテル見学を行い、その後に学生各自の考えるオリジナルな宿泊施設の企画提案を進めるのが目的です。
今回は、新宿区歌舞伎町に位置する宿泊特化型ホテルの「東急ステイ新宿イーストサイド」(東急リゾーツ&ステイが運営、以下東急ステイ)を見学させていただきました。東急ステイは「住まいにホテルの機能をプラス」と言う独自の発想から生まれた東急不動産によるホテルブランドです。
見学させていただいたホテルは、ビジネスにも東京観光にも大変利用しやすい立地にあり、さまざまな人々が集まり集う場所となるような”安らげる広場“をコンセプトに、ボタニカルなデザインタッチを取り入れて、さまざまな客室タイプがあるのが特色です。
学生一同、期待に胸を膨らませて見学に臨みました。
ホテルエントランス前で集合。ホテルデザインの1つの柱である
ナチュラル&ボタニカルな雰囲気が外観でも感じられました。
レセプションフロアのエレベーターホールには新宿の地図を
モチーフにした楽しいグラフィックが広がっています。
客室階の壁面フロアサイン、ボタニカルなイメージで
遊び心のあるサインとなっています。
エレベーターホールの床には部屋番号から進行方向を
わかりやすくする光のサインが表示されています。
ホテルの客室は、一般住宅とどのような点が違うのか
新たな発見を学習しながら見学。
ツインルームの中でも、レイアウトの違うルームタイプがあり
空間の印象の違いを体感しました。
東急ステイでは、コンパクトな客室の中にもキッチン機能や
ランドリー機能が充実しているのが特徴です。客室の広さや
タイプによりその配置も大きく異なっていました。
ビジネスマンの利用が想定される客室には
ズボンプレッサーが上手に設置されています。
ハンズとコラボをしている客室は楽しさに溢れ、友人の家に
泊まりに来たような錯覚になる設えとなっていました。
ゲーマーを想定したルームもあり、一晩中遊べそうな
ワクワク感が演出されています。
最上階にあるガーデンスイートルームには、大きなダイニング
キッチンがあり、ミーティング&パーティールームとして
このホテルを象徴する特別感の高い客室になっています。
ベッドルームのデザインも、他の客室とは一味違う
グレード感を表現しています。
街と空への視界が開けたテラスもあり
バーベキューパーティーができる設備が整っています。
充実の見学の締めくくりに、ロビーフロアの
共用部で記念撮影をしました。
今回は非常に多彩な客室タイプを見せていただき、写真やホームページの情報だけではわからない部分を学生たちは体感できたことで、新たな発見と学びに満ちたとても良い見学となりました。
実際の宿泊施設の空間で見学を通じ体感したことを生かして、現在、各自の課題を進めています。東急リゾーツ&ステイ並びに東急ステイ新宿イーストサイドの皆さま、ご多忙な中、ご対応いただき誠にありがとうございました。