国際協力実習@モンゴル

7年ぶりのモンゴルでの国際協力実習は8月31日から9月6日まで実施されました。2年生から4年生まで、日本文化専攻、人間関係専攻、英語コミュニケーション専攻、心理学類、観光文化学類、住空間デザイン学類の11名の学生が参加しました。チンギスハーン国際空港では、本学大学院卒業生で、現在は協定校イフザサク大学で日本語を教えるソブドマ先生が迎えてくださいました。

  • チンギスハーン国際空港集合写真
    チンギスハーン国際空港集合写真
  • チンギスハーン国際空港集合写真
    チンギスハーン国際空港集合写真

空港からホテルへ大型バスで移動。馬、羊のいる草原というこの国のイメージどおりの風景は、ウランバートル中心部に近づくにつれ、次第に高いビルの立ち並ぶ景色へと変わっていきました。

  • 空港周辺の草原
    空港周辺の草原
  • 中心部の写真
    中心部の写真

この実習の主な目的は2つ、日本政府による国際協力の現場を見ること、そして日本語を学ぶモンゴル人学生と交流することでした。
到着翌日には、JICAモンゴル事務所の吉村次長から対モンゴルODAの概略説明を受け、滞在3日目には、モンゴル・日本人材開発センターで、テンギス総務課長の流ちょうな日本語でその活動について説明を受け、施設内を見学しました。この日は、ウランバートル北西部のゲル地区にある協力隊員、歯科衛生士の活動現場も訪問しました。そこでは子ども向けの歯磨き教室が開かれており、歯磨きの習慣を身につけていないモンゴルの子どもたちの虫歯の多さに、歯のチェックをお手伝いした学生たちはとても驚いていました。

  • JICAモンゴル
    JICAモンゴル
  • JICA活動現場(歯磨き教室)のお手伝い
    JICA活動現場(歯磨き教室)のお手伝い

モンゴルの大学生との交流は2大学で行われました。滞在2日目、モンゴル文化教育大学には渋滞で大幅に遅れた到着となりましたが、日本語を勉強する学生たちが待っていてくれました。実習前に用意していた日本と大学の紹介のプレゼンを行い、その後グループに分かれて、交流の時間を持ちました。日本に滞在経験のある学生も多く、スムーズに会話が進みました。そして、牧原創一同大理事長と話し合い、本学と国際交流協定を締結することで合意しました。

  • プレゼンの様子
    プレゼンの様子
  • モンゴル文化教育大学での集合写真
    モンゴル文化教育大学での集合写真

滞在5日目は本学交流協定校であるイフザサク大学への訪問でした。同大学生による馬頭琴アンサンブルの演奏や歌で歓迎していただき、本学学生がプレゼンを行いました。学食で昼食をごちそうになった後、ゲルキャンプのあるテレルジへと向かいました。途中、ラクダに乗って写真を撮影したり、奇石「亀石」に立ち寄ったりの2時間余のバスの旅でした。

到着したゲルキャンプは停電中で、復旧工事が行われていました。実はバス旅ではほとんど交流できなかった学生たちでしたが、到着後、両大学混合チームでバスケットボールを行ったことで、一気に親しさを増しました。その後は電気が復旧しない中での夕食、深夜には星空も現れ、1つのゲルに集まり、遅くまで交流が続きました。

  • イフザサク大学での集合写真
    イフザサク大学での集合写真
  • ラクダ体験
    ラクダ体験
  • 両大学混合チームでバスケットボール
    両大学混合チームでバスケットボール
  • イフザサク大学の学生との交流
    イフザサク大学の学生との交流

実習最終日前日には、新たに両大学で締結される交換留学協定の受け入れ先となるRoyal International Universityの英語授業を見学しました。この日の夜、不調を訴える学生も数名出ましたが、翌日、チンギスハーン空港を出発するときには全員回復し、引率者は胸をなでおろしました。復路も往路と同様、仁川空港経由でしたので、学生たちは韓国を少しだけ経験することもできました。午後9時すぎに成田空港に到着し、無事に実習が終わりました。

モンゴルで考えたこと、学んだこと(「国際協力実習」履修者の課題より抜粋)

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