2021年度 入賞作品

優秀賞

芦川 栞菜「あだち菜ストリート-直売所から広がる足立の農業-」

担当教員:茂木 弥生子

土地と水資源に恵まれた足立区では、古くから農耕が盛んに行われてきた。しかし、まちの発展と共に住民と農業のつながりは薄れてきている。人と農業を再びつなぐきっかけを区の中でも発信力のある北千住で直売所を拠点に計画する。

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学生による作品紹介

担当教員講評

直売所を起点に地域の魅力を掘り起こしていく芦川さんの提案は、北千住を新たな街に変えるのではなく、新しくやってきたファミリー層や学生たちが地域に根付くきっかけとなり得る可能性を感じる。あだち菜との関わりを買う、食べる、作ると徐々に深めていくことができ、それらを商店街まで展開させている。明快なグリッドの骨格の中に、あだち菜を楽しむ人々のシーンを垣間見せる空間構成が非常に上手く計画されている。

(評/茂木 弥生子)


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