福島県「大学生の力を活用した集落復興支援事業」で、そばの刈り入れ作業を行ってきました。
2019/11/12
住空間デザイン学類では、社会とつながった実践的な活動を積極的に行っております。
今年度の福島県「大学生の力を活用した集落復興支援事業」に採択され、住空間デザイン学科(現・学類)の3年生有志が11月の三連休に福島県耶麻郡磐梯町で夏に蒔いたそばの刈り入れをしてきました。
作業前の記念撮影
この畑は、水はけの関係で育ちが悪かったです。
この事業は、福島県の高齢化や地域の担い手不足などにより地域住民だけでは集落の維持・再生が困難になることが懸念される地域において、大学生の持つ新しい視点や行動力、専門技術や知識など『外からの力』を活用し、地域の復興・活性化を図りながら集落の応援団(サポーター)を育成していくことを目的としています。
8月に本学の学生6名が磐梯町大寺五区(おおてらごく)の耕作放棄地にそばの種を蒔きましたが、今回はその刈り取り作業を行ってきました。
こちらの畑では、しっかり実っていました。
実ったそば
11月2日(土)の半日を使い地区の二ヶ所の耕作放棄地でそばの刈り入れを行いました。最初の一ヶ所は、水はけや風の通りなどの問題で生育が悪く、あまり多くは収穫できませんでしたが、もう一ヶ所はしっかり実を付けていて、今回種を蒔いた三ヶ所の合計で120㎏程のそばが収穫できました。
秋の磐梯山
順調に刈り入れ作業が進みます。
手による脱穀作業
こんなに穫れました。
今後は、来年2月に参加18大学の合同報告会が行われ、その際自分たちでそば打ちを体験して試食する予定ですので、またご報告します。
文責:榎本文夫
一番大きな畑での収穫
作業を終えて磐梯山をバックに
参加学生の感想
- IT
夏に種を撒いた2ヶ所の畑の蕎麦刈りをしました。同じ日に同じように種を撒いた畑でも出来に差があることに驚きました。また、今年はたくさん雨が降り、台風もあったため収穫できるのか不安でしたが、充分に収穫出来たと思うので良かったです。
今は機械でやるような作業を手作業でやるのは大変でしたが、いい経験になったと思います。次回は実際にそばを打って食べるのですごく楽しみです。 - SK
種まきのときに大寺五区の方々ともっと交流したい気持ちと、福島の地に興味が湧いたのでそば刈りも体験させていただけて、とても嬉しかったです。
土地の具合や土の状態によってこんなにも栽培に影響するのだと身をもって実感できたのは、そば刈り体験をしたからだと思っています。 - TD
今回、自分たちで耕して種まきをした蕎麦を無事収穫することができました。畑の作業は、最初から収穫まで一通りを体験することができ、とても良かったです。まだ耕作放棄地はあるようなので、引き続き対策など考えていきたいです。