福島県「大学生の力を活用した集落復興支援事業」でそば畑づくりを行いました。

住空間デザイン学類では、学内での授業だけでなく積極的に外へ出て社会とつながった実践的な活動を行っています。この度、福島県が募集している「大学生の力を活用した集落復興支援事業」に採択され、8月の週末に住空間デザイン学類の前身である住空間デザイン学科の3年生有志が福島県耶麻郡磐梯町で耕作放棄地をそば畑に変える活動を行ってきました。

この事業は、福島県の高齢化や地域の担い手不足などにより地域住民だけでは集落の維持・再生が困難になることが懸念される地域において、大学生の持つ新しい視点や行動力、専門技術や知識など『外からの力』を活用し、地域の復興・活性化を図りながら集落の応援団(サポーター)を育成していくことを目的としており、今年度は本学も含め18大学が採択され県内各地で活動しています。今回、本学科の学生6名が8月16日に高速バスで磐梯町の大寺五区(おおてらごく)という地区に入り、青年団のみなさんと一緒に「極そばプロジェクト」に取り組みました。

この「極そばプロジェクト」とは、活動した地区の「おおてらごく」という地名と、極上のそばを作ろうという「ごく」を掛け合わせて命名されたプロジェクトです。
初日は、町役場で町長に面会し挨拶した後、翌日からの作業予定である耕作放棄地を見て回りながら磐梯町の現状や町が抱える多くの問題の説明を受け、翌17日は地区の三ヶ所に分かれたおおよそ700㎡の耕作放棄地で草取りから肥料とそばの種まきを行いました。連日の猛暑続きで当日も気温34度の予報でしたが、暑いながらも誰一人バテることなく元気に作業することが出来ました。

今後は、秋に刈り入れ、そして年明けには今回の事業に参加している大学が一同に会しての活動報告会と出来たそばのそば打ち体験をする予定です。また、この事業は来年度も発展的に継続する予定です。

文責:榎本文夫

  • 磐梯町長と記念撮影
    磐梯町長と記念撮影
  • 最初のミーティング
    最初のミーティング

活動概要

活動目的 福島県の、高齢化や地域の担い手不足などにより地域住民だけでは集落の維持・再生が困難になることが懸念される地域において、大学生の持つ新しい視点や行動力、専門技術や知識など『外からの力』を活用させていただき、地域の復興・活性化を図りながら、集落の応援団(サポーター)を育成していくことを目的としている。
活動内容 耕作放棄地をそば畑に再生する「極そばプロジェクト」
活動場所 福島県磐梯町大寺五区周辺
活動日程 2019年8月16日(金)〜18日(日)
参加メンバー 住空間デザイン学科3年生有志6名
  • 地区の現状を知る
    地区の現状を知る
  • 作業前の説明
    作業前の説明
  • 全員で草取りです
    全員で草取りです
  • 肥料とそば蒔き作業中明
    肥料とそば蒔き作業中

参加した学生の感想

3年 板橋 清美

3年 酒井 優衣奈

3年 茅根 汐里

  • 今回蒔いたそば「会津のかおり」
    今回蒔いたそば「会津のかおり」
  • 用水路で涼みながら休憩
    用水路で涼みながら休憩
  • 草刈り機も使いました
    草刈り機も使いました
  • 夏空の磐梯山をバックに
    夏空の磐梯山をバックに
  • 日本名水百選「龍ヶ沢湧水」を目指して
    日本名水百選「龍ヶ沢湧水」を目指して

3年 對木 萌

3年 戸田 満里奈

3年 西田 菜乃波

  • 楽しい懇親会
    楽しい懇親会
  • 大寺五区のみなさんと一緒に
    大寺五区のみなさんと一緒に

9月14日(土)オープンキャンパス体験授業のお知らせ

9月14日(土)の第8回オープンキャンパス体験授業「あなたのお家は何LDK?」は、普段よく使う「◯LDK」という住宅の間取りを表した言葉を中心に、日本の住まいがどのように変化してきたのかを学ぶ講義形式の体験授業です。昭和初期までの日本人の多くは長屋と言われる、複数の住戸が壁を共有しながら水平方向に連なった共同住宅に住んでいました。その後、関東大震災復興や戦後復興、そして高度経済成長などを経て現在の「◯LDK」の間取りにたどり着きました。日本の住まいの間取りがどのように変遷してきたのかを学び、未来の住宅がどのようになるのか、一緒に考えてみましょう。

住空間デザイン学類の体験授業を紹介(後編)!


福島県「大学生の力を活用した集落復興支援事業(極そばプロジェクト)」のこれまでの活動もご覧ください。

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