2020年度 入賞作品
優秀賞
大村 香菜子 「日常を纏うもの」
担当教員:茂木 弥生子
明大前駅周辺は、さまざまな建物の裏があり、それが日常の風景となっている。明大前駅特有のレベル差や、高架化に伴う立ち退きなど、建物の裏を作り出す周辺環境を分析し、裏の魅力を惹き出す提案をする。
学生による作品紹介
担当教員講評
これまでウラとして存在が見えなかったり意識されなかった空間を顕在化させ、明大前駅を纏う公園のような空間を生み出している。乗り換えの連絡通路から見えてくるウラ空間の切り取り方や、線路下に広がる光と影が交錯する立体空間、ホーム屋根上もウラとして有機的なエキスパンドメタルで包み込むように空間化しながら街並みに溶け込ませる工夫など、大村さんの空間デザインセンスが光る提案である。
(評/茂木 弥生子)