2024年度「ツーリズムコマジョ」活動である【学生駅ハイ】:(秋深まる稲城の街で、色づく紅葉を肌で感じる)のウォーキングイベントが開催中。
2024/11/26
観光文化学類では学生が主体的に地域貢献活動を行う「ツーリズムコマジョ」を毎年実施しており、昨年度の活動成果である音声ガイドアプリ「稲城フィールドミュージアム」とガイドマップに続き、2024年度の活動として「学生が考える駅からハイキング」をコンセプトにハイキングコースのルート立案と現地踏査を実施しました。※
本年度の活動は産学官連の取り組みとして、JR中央線コミュニティデザインおよびJR東日本(以下JR)と連携したプログラムであります。JRが主催するウォーキングイベントの一環として、稲城長沼駅から若葉台駅までのエリアを学生の視点で調査・取材し、ハイキングコース内容の考案を通して、コースマップ作り、ポスターの作成や当日運営に参加することが活動内容になります。
大学内でのグループワークによるアイデア出し
大学内でのグループワークによるアイデア出し
具体的には学生が主体となって4月ごろから活動を開始し、グループワークの作業と現地取材を通して対象エリア内における観光資源や立ち寄りスポット(休憩所やローカル売店等)の候補選定を行いました。
その後は複数の担当班に分けて候補ルート上の観光資源や店路へ取材およびイベント参加者へ配布する特典に関する交渉等の活動を経て、7月初旬に「秋深まる稲城の街で色づく紅葉を肌で感じる」をテーマとした上記2駅間を結ぶ魅力的なハイキングコース(案)を取り纏め、JR側への提案を行った。
コース(案)の実地踏査
コース(案)の実地踏査
コース(案)の実地踏査
コース(案)の実地踏査
また9月中旬にはツーリズムコマジョの参加者全員で提案したコース(案)の実地踏査をJRのマップ作成チームと共同で実施し、現地を実際に歩いた経験を踏まえて、妥当性や安全面等を考慮したルートの再調整を行い、以下のコースマップを完成させることができました。
ウォーキングイベントのポスター
ウォーキングイベントのマップ
稲城長沼駅をスタート地点とする本ウォーキングイベントの開催期間は2024年11月23日(土・祝)〜12月8日(日)となっており、特典付き稲城のローカルフードも楽しめますので、ぜひ皆さんの参加をお待ちしております。
参加者の声
観光文化学類3年生 橋場結菜
参加の目的
ツーリズムコマジョに参加したきっかけは、将来、稲城市の地域振興に携わる仕事がしたいと考えており、そのためにも稲城市のことをより深く知りたいと思ったからです。毎日、駒沢女子大学に通っていますが、駅からはバスを利用して学校に向かうため、地元のお店や観光スポットには詳しくありませんでした。
そこで、今回のウォーキングツアーの企画(実踏調査を含む)を通して、自分自身も稲城の魅力を改めて感じ、その魅力を私たち大学生の目線で他の人に共有したいと考えたからです。
活動を通して感じたこと
実際に活動してみて大変だったことは、ウォーキングマップに掲載する立ち寄りスポットのお店の方への企画説明やアポイントを取ることです。
事前の電話や直接ご挨拶に伺った際に、この企画の目的に納得していただけるよう、私たちの言葉で説明し、思いを伝える必要がありました。時には言葉が足りずうまく説明できないこともありましたが、企業にアポイントを取る際には、事前に入念な準備をする必要があることを社会人になる前に学ぶことができました。
観光文化学類3年生 沓掛心
参加の目的
1つ目は、大学で人と協力してやり遂げる経験をしたいと思ったからです。多くの学生が在籍している環境で、学年の枠を超え、さまざまな学生と協力して取り組むのは良い経験になると思いました。
2つ目は、社会で働く大人の方と活動がしたいと思ったからです。この活動に参加する前に、学生とJRの社員の方と協力して取り組む活動だと知りました。社会で働かれている大人の方々と一緒に活動するのは、普段の学生生活ではないことだと思い、とても興味を持ちました。
活動を通して感じたこと
稲城の魅力を知っただけではなく、作成する側の視点と、使う側の視点の両方から考えることの難しさを実感しました。
例えば、スポットの魅力をいかに簡潔に伝えるかや、実際に歩いてみて迷う場所はないかなどを考えました。想像していた以上に難しかったですが、今後の何かの機会に必ず生かされる学びであったと感じました。
観光文化学類 ゼイヤーウィン
- ※ 観光文化学部 観光文化学科の前身である人間総合学群 観光文化学類のカリキュラムを紹介しています。