授業紹介「テキスタイルデザイン実習」
2024/08/02
テキスタイルデザイン(立体織デザインⅢ、対象3年)の授業では、現在、住空間に飾るファブリックパネルの制作に取り組んでいます。
授業の目的
織の技法による色彩や柄、質感の効果・特徴を理解し、デザインや制作を行うことで、どのようなテキスタイルによって住空間の雰囲気が変化するのかイメージできるようになり、設計の考え方の幅が広がるように、テキスタイルデザインを通して学んでいくことを目的としています。
実習を行う住生活館の教場
種類の異なるさまざまな糸を組み合わせます
課題内容
卓上織機の使用方法、また織のさまざまな技法・素材を試すため、まずはサンプル布を制作し、ファブリックパネルとはどういうものかという考察を経て、B4パネルサイズで本番のファブリックを織ります。
主なスケジュール
週一回、2コマ×15回の授業でサンプル布制作・ファブリックパネルの考察・デザイン・本番のファブリック制作を行います。
卓上織機を用いて制作します
担当の加藤先生と学生
実習は「住生活館」のテキスタイル実習室とその隣のデザインルームで行っています。教員のアドバイスを受けながら、7月中旬の作品提出と講評会に向けて、楽しく作業が進められています。
教員からのアドバイスを受けています
集中して制作に取り組みます
学生コメント(3年 N.Kさん)
部屋に飾ったときに明るい雰囲気が生まれるようにカラフルな色使いにしました。太さの異なる羊毛を織り込んで立体的で華やかな表現を試みました。ベースとなる背景の色は最初に無地で考えていましたが、そこに細かく色を加えることで、より華やかなイメージを創り出すことができました。
N.Kさんの作品
完成した学生たちの作品