お帰りなさい! 先輩 vol.2  〜OG非常勤講師を紹介します〜

住空間デザイン学類の心強いサポーター、コマジョの卒業生であり非常勤講師でもある先輩方へのインタビュー第二弾は、第一弾に引き続き高橋先生(後編)をご紹介します。

Q.大学生活で一番印象に残っている事は?

A.産学連携コマジョリノベのコンペです。学生寮のキッチンルームのリノベーションの提案で、ありがたいことに作品が採用されました。実際に空間が出来上がる体験をしたことはとてもうれしくて感動しました。今でもよく覚えています。

Q.振り返ってみてどんな学生だったと思いますか? また、その頃の自分に言ってあげたいことがあればぜひ一言。

A.体調をよく崩してしまう学生でした。
良い作品やモノを作るには体力が必要なので体調管理をしっかりしてほしいです。

Q.卒制テーマと卒制に関しての思い出などがありましたら教えてください。

A.「幸せの連鎖〜相対的貧困の建築的解決方法を探る〜」

学生時代に海外のボランティア活動をするサークルに所属していました。サークル活動で貧困問題に触れたのがきっかけでテーマ設定をし、卒業制作としました。
模型やプレゼンボードの他、動画制作をして手こずった思い出がありますが、友人や先生に支えてもらいながらやりきった4年間の集大成になりました。
大学の代表としてJIA東京都学生卒業設計コンクールにも出展でき、他大学の作品にもとても刺激を受けました。

  • 卒業制作のパース
    卒業制作のパース
  • カンボジアでのボランティア活動
    カンボジアでのボランティア活動

Q.卒業後の経歴や仕事内容について教えてください。

A.大学院修了後は、内装デザイン会社にデザイナー職として就職しました。
その後、現在は個人で内装デザイン設計の仕事をしています。主にカフェ・エステサロン・ホストクラブ、展示空間の企画・設計等を手掛けました。
また、先ほどもお話した自主設計施工のカフェを経営しています。

  • フェイシャルエステサロン
    フェイシャルエステサロン
  • 展示企画
    展示企画

Q.大学で学んだことでこれまでの仕事に役立っている、身になっていると思うことがありますか?

A.PCスキルとプレゼン力です。

Q.PCスキルは具体的にどのような点ですか?

A.特にCADやAdobeソフトです。CADは建築業界で設計職に就く人にとっては、必須だと思います。
設計職以外でもPC をよく使用すると思いますが、社会に出てからPCスキルがあればスムーズに仕事ができるので役立っていると感じています。

Q.プレゼン力についてはいかがでしょう?

A.授業で自分の作品を発表する機会が多かったので、人に伝わるプレゼンを意識していました。
社会に出てからも自分が作ったものに対して言語化して建設的にお話をする力を養ってきたので、とても役立っています。

Q.卒業後、大学の同級生とのつながりはありますか? 同級生はどのような存在ですか?

A.私の仲の良い子はほとんど地方に就職して会う機会は減りましたが、今でも連絡を取り合ってたまに会ったりしています。とても大切な存在です。

  • 友人と建築の旅
    友人と建築の旅
  • 研究室で誕生日会
    研究室で誕生日会

Q.最後に学生へのメッセージをぜひお願いします。

A.大学の4年間は自由に過ごすことができるかけがえのない大切な時間です。
授業をしっかり受けることはもちろん大事ですが、大学以外で好きなことや興味のあることを見つけて積極的に行動していくと自分の可能性が広がると思います。
失敗を恐れずにいろいろとチャレンジしてください。そして楽しい学生生活を満喫してください!

ありがとうございました。
高橋先生は在学中から、コーヒー、ボランティアの他にも、ドローイングやアクセサリー制作など自分の世界をたくさん持っている学生さんでしたが、コマジョでの4年間で空間デザイン的な思考と、「伝える」スキルが高まったことが、現在のご活躍につながっているのではと感じました。
今後とも学生のご指導へのご協力、どうぞよろしくお願いいたします。

  1. ※ 空間デザイン学科の前身である住空間デザイン学類の先輩です。

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