お帰りなさい! 先輩 vol.3 〜OG非常勤講師を紹介します〜
2025/04/28
一人ひとりに優しく指導する立川先生
住空間デザイン学類のOG非常勤講師をご紹介する「おかえりなさい先輩」第三弾は、2016年卒業 前期「製図の基礎」後期「透視画の基礎」をご担当いただいている立川先生の登場です。※
Q.最初に、非常勤として戻ってきた当初の感想をお願いします。
A.この大学で学べて、先生方に会えて、自分は本当に恵まれていたなと感じていたので、お話をいただいたときは、恩返しができればなという気持ちでした。
大学1年生の頃はほぼ覚えていなかったのですが、授業を通して記憶がよみがえってきて、とにかく新鮮でした。
Q.授業を担当してみて感じたことや気づいたことをお聞かせください。
A.とにかくみんな真摯に授業に取り組んでいて素晴らしいなと感じました。
他の授業の課題もあるのに、次の授業までに手直ししていたり、休んだ分動画を見て作業してきてくれたりと本当に真摯に向き合っていて感動しました。
授業を動画で振り返るなど当時はなかったことが整っていて、学生さんもしっかり活用されている姿が素晴らしいなと感じました。
真摯に取り組む学生
説明をしっかり聞いて作業します
Q.立川先生自身について、卒業後の進路を教えてください。
A.「新卒でクリナップ株式会社に入社しました。
仕事内容は、商品の企画や開発業務です。
Q.それらの仕事において大学で学んだことで役立ったことはありますか?
コンセプトから形にしていく作業工程を何度も課題で経験していたため、開発業務とリンクすることが多く、身になっていたこともあったと実感しました。
コンセプト立案→エスキス→図面作成→模型作成→プレゼン資料作成→プレゼン
この工程が、実際の業務とおおまかな流れは同じで、次に何をどういった目的のものを準備するべきかを理解して動けていたのは、大学の経験が大きかったと思います。
Q.卒業後、大学の同級生とのつながりはありますか? 同級生はどのような存在ですか?
A.もちろん、あります。
学生時代から、最終授業の課題提出が終わると、お疲れ様会をやるのが私の代のルーティーンだったので、当時から仲が良く、今でも旅行をすることもあり、就職先は違うけれど、相談に乗ってくれる大切な存在です。
卒業後も趣味の旅行で
エジプトにも行きました
Q.では次に、大学生活についてお聞きします。印象に残っていることは?
A.一番印象に残っているのはコンペです。
審査に通過すると、授業外の部分での作業が体力的にしんどかったのですが、気持ちはいつもワクワクしていたのを覚えています。考えていたものが形になっていき、どんどん妥協できなくなっていく感じが楽しかったですね。
Q.立川さんはサークル活動なども積極的に参加していましたね。
A.アクティ部という部活があり、とにかくアクティブに活動する部活だったので、高尾山のゴミ拾いや、被災地ボランティア、豪雪地域の雪かきボランティアなど、ボランティア活動や、ラフティングやキャニオニングなどのアクティビティも体験しました。
ボランティア活動を通して、地元の方と交流できたことと、知らなかった地域に触れることができ、とても貴重な体験でした。雪かきボランティアで西会津町のみなさんにいただいたおにぎりのおいしさが忘れられず、今でも会津のお米を取り寄せ、おいしくいただいています。
文化祭では大勢で模擬店を出店しました。みんなでTシャツを作ったり、ポスターを作ったり、何にでも本気で活動できる仲間がいてとても幸せでした。
文化祭でサークルの模擬店出店
ハワイ旅行にて地元の方と
Q.卒制テーマと卒制に関しての思い出などがありましたら教えてください。
A.地元の地域活性化をテーマに制作をしました。夏休みは現場視察に行き、11月12月は毎日大学が閉まるギリギリの時間まで作業していた記憶があります。
Q.振り返ってみてどんな学生だったと思いますか? また、その頃の自分に言ってあげたいことを一言。
A.とにかくコマジョでできることを楽しんでいたと思います。
やってみたいと思ったことは何でも挑戦していたように思います。
当時の自分に向けては「楽しんでいる瞬間を忘れずに!」
卒業制作の息抜きにみんなでクリパ!
ゼミで保育施設の見学にも行きました
Q.最後に後輩たちへのメッセージをぜひお願いします。
A.コマジョ生の魅力は、さまざまな角度で物事を捉える力があることだと感じます。幅広い分野を学べるカリキュラムといろんな人が集まる学部だからこそ、そのような力が自然に身についているのだと思います。
その視点は仕事でも、人間関係でも、プライベートでも役に立ちます。
学生生活ではたくさんのことにチャレンジし、いろんな視点から自分で考える力をぜひ養ってください!!
ご協力どうもありがとうございます。
立川先生は大学生活を最大限に楽しみ、そしてその経験をご自身の成長につなげられました。活動的な面とともに、穏やかに物事を客観視できる方でしたので、学生の皆さんにとっても、安心して頼れる先輩であり講師であると思います。
今後ともご指導どうぞよろしくお願いいたします。
- ※ 空間デザイン学科の前身である住空間デザイン学類の先輩です。