第27回JIA東京都学生卒業設計コンクールに出展しました

2018年度卒業生 高橋怜奈さん(東京理科大学大学院建築学専攻 在学中)

  • JIAコンクール展示会場での高橋さん
    JIAコンクール展示会場での高橋さん

2018年5月19日(土)に開催された「27回JIA東京都学生卒業設計コンクール」(以下JIAコンクール)に、今年3月に卒業した高橋怜奈さんが、本学の代表として卒業制作「幸せの連鎖〜相対的貧困の建築的解決方法を探る〜」を出展しました。JIAコンクールは、日本建築家協会(JIA)が東京都の大学・専門学校建築学科から優秀作品を募集し、その中から6月に開催される「JIA全国卒業設計コンクール」への推薦作品を選定するコンクールです。
4月から東京理科大学大学院工学研究科建築学専攻(栢木研究室)に進学した高橋さんに、卒業制作を経てJIAコンクール出展、現在の大学院生活などについてインタビューしました。※


JIAコンクールに出展した感想を聞かせてください。

各大学の代表の作品が集まるレベルの高いコンクールに出展させていただけてとても光栄です。当日は審査員が巡回してきて1分でプレゼンをして質疑応答でした。自分の作品を学内ではなかった視点で建築家や多くの人に見てもらい、評価していただく貴重な機会でした。プレゼンボードや模型などの表現、論理的且つ説得力のあるプレゼンが大事だと改めて思いました。

  • 模型に優しいスケッチを書き込んだ高橋さんの作品
    模型に優しいスケッチを書き込んだ高橋さんの作品
  • 設営を手伝ってくれた4年生の田中くるみさん
    設営を手伝ってくれた4年生の田中くるみさん

卒業制作を振り返って、苦労したこと、努力したこと、良かったことなどを教えてください。

卒制は、思いっきり自分と作品と向きあい、心ゆくまで制作できます。自由だからこそ自己管理や計画性、モチベーションなどのバランスをとることが重要だと思います。卒制の模型のお手伝いで後輩と繋がることができたり、先生や友達にエスキスしてもらったり、個人の戦いのように見えるけれどみんなの頑張っている姿で励まされていました。私は体調を途中崩してしまい、最後の一ヶ月焦りながら制作していましたが、最終的には納得のいく作品ができました。指導していただいた三戸先生に感謝しています。

  • 大学の実習室にて模型の最終調整中
    大学の実習室にて模型の最終調整中
  • 一緒に頑張った友達に支えられました
    一緒に頑張った友達に支えられました

高橋さんは東京理科大学の大学院に進学しましたが、大学院での生活はいかがですか?

毎日とても充実した生活を送っています。大きな違いとしては、主に3点で、建築学科であること、男女比、密な先輩後輩関係ができたことです。院生は社会人と学生との間にいる感覚で、楽しみながら学んでいます。研究室での活動が多くて、家具制作や調査、まち歩き、フットサル大会などグループ単位での行動が増えました。何より自分の興味のある研究や勉強ができて、楽しいです。周りの人にすごく助けてもらっています。

  • 研究室で横浜のまち歩き、楽しんで学べる環境です
    研究室で横浜のまち歩き、楽しんで学べる環境です
  • フットサル大会で優勝。ゴールも決めました!
    フットサル大会で優勝。ゴールも決めました!

最後に、後輩へのメッセージをお願いします。

積極的に展示会や外部の卒制など見て意識を高めた方が良いと思います。それが卒制や普段の課題に反映されると思います。あと、今感じているのが、考えているだけでなくて実際に手を動かして何かしら形にして説明する力を身につけた方が良いと思います。楽しく充実した学生生活を送ってくださいね。

※ 本内容は、住空間デザイン学類の前身である住空間デザイン学科の卒業生について紹介しています。

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