保育所で働く1年目の卒業生(2016年度卒業・簾内さん)
2017/07/28
今とても楽しく働いています。正直、辛いこともたくさんあるけれど、学生の頃に学んだ先生たちの実体験を思い出し、日々の保育に生かして努力しています。
例えば、「子どもの思いをほんの一瞬でも受け止めてあげる大切さ」です。まだ遊びたくて帰りたくない子どもにお迎えが来ているから早く帰らせようとする時、「ママが来てるからかたづけるよ」と私が言っても、子どもたちは遊びたい気持ちでいっぱいなのでもちろん片づけないし、むしろ反発します。けれど保育者が「あと5回やったら帰ろう」や、(ままごとで)「このごはん作って食べてごちそうさましたらママのところ行こう、ママに見せてあげよう」と伝えると、終わりの見通しがたち、「ここまで出来た」という満足感を得られるので、気持ちを切り替えやすくなるのです。
そのように自分の言葉かけを一つ変えるだけで、子どもの反応も大きく変わることが保育をしていて面白いと思うし、その子どもたちから返ってくる反応でとてもやりがいを感じるので、とても楽しくやりがいのある仕事だなと現場に出て強く思いました。
(社会福祉法人雲柱社 いずみの園保育園)