保育科1年「基礎講座」特別講演
2014/07/31
7月17日(木) 1限に「基礎講座」の授業の中で、南大沢保育園の主任保育士 岡本 奈ゝ江 先生による特別講演が行われました。「ひだまりのような保育園をめざして」というテーマで、保育園の1年間の行事、日常の保育を通して展開されている保育の現場、そして保育士の魅力を数々の事例を交えてご講演いただきました。岡本先生は、本学保育科の卒業生でもあり、久しぶりに母校に戻っての講演となりました。学生にとっては、憧れの先輩保育士から直接お話を伺う機会であり、真剣な眼差しで岡本先生のご講演に聞き入っていました。保育科の1年生は、全員1週間の教育実習を終え、保育者へ向けて、その第一歩を踏み出した時期でもあり、憧れの保育の現場への希望を新たにすることができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。
「基礎講座」特別講演
テーマ : | 「ひだまりのような保育園をめざして」 |
講師 : | 南大沢保育園 主任保育士 岡本 奈ゝ江 先生 |
ホームページ : | 社会福祉法人九頭竜会 南大沢保育園 園長 鳥海 理恵 先生 http://www.minamiosawa-hoiku.com/ |
岡本先生のご講演の様子
岡本先生のご講演の一部をご覧ください
学生感想レポート
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今日は実際に現場で働いている保育士の方に直接お話が聴けてとても勉強になりました。10月には初めての保育実習もあるので、その実習に向けてどのように準備すれば良いのか、また実習中はどのように実習をこなしていけば良いのかが今日のお話を聴いて見えてきた気がします。5月の教育実習はなかなか自分から率先して動くことができず、戸惑ってしまうことも多かったです。しかし、それは自分の事前学習が足りていなかったせいなのだと今日のお話を聴いて思いました。岡本先生がおっしゃっていたように、事前に園の1日の流れを把握し、自分の頭の中でシミュレーションしておく。私はこれができていなかったように思います。次の10月の実習では事前準備をしっかりして、積極的に実習に取り組み、保育者の仕事に興味を持って見ていきたいです。
また、岡本先生が働いていらっしゃる南大沢保育園はとても良い保育園なのだと伝わってきました。保護者からのクレームもなく、保護者に信頼されて子どもを預けられているのだと思います。そして、保育者同士のチームワークが良く、素晴らしい関係だと敬服しました。それぞれの保育者に得手不得手があり、それを保育者全員が共有し、不得意の部分は他の保育者がフォローする。まさに理想の関係性であると感じました。
1年半後に私も保育者として、プロとして現場に出るのだと思うとまだまだ不安だらけではありますが、今日岡本先生がおっしゃっていた通り、子どもがかわいい、好きという気持ちだけではいついかなるときも忘れないようにしたいです。もちろんその気持ちだけで仕事は勤まりませんが、子どもが好きという気持ちが仕事の原動力につながると思います。私も南大沢保育園のような素晴らしい園で働けるように頑張りたいです。本日は本当にありがとうございました。(美の組 大道 愛香) -
岡本先生の笑顔と明るさがとても印象的で、このように保護者が先生に持つ印象は決まるのだと思いました。保育園や幼稚園を何度かボランティア、実習をさせて頂き、その園によって先生の優しさ、明るさ子どもへの接し方、全てが違い園の雰囲気は先生で決まるのだと実感しました。今回、岡本先生のお話を聞き、幼稚園にはない地域との関わりがあることを知りました。待機児童が問題になっている中、保育園や幼稚園に預けられず、子育ての方法も分らない人が多くいて、そのような状況での地域支援は子育てに悩む保護者にとってとても大切な機会だと思います。
保育という仕事は子どもと関わる、遊ぶだけでなく、子どもの成長へと結びつける言葉かけ、保護者とのコミュニケーション、子どもや保護者が安心できる、居心地の良い保育園、幼稚園を作ること、保育という仕事の大変さ、楽しさ、やりがい、様々なことを感じられるとても素晴らしい仕事だと改めて感じました。子供の1日の様子を伝える時、喧嘩があった場合、保護者が落ち込んでしまうような伝え方、その伝えた言葉が保護者をイライラさせて子どもに八つ当たりしてしまい、子どもも甘えられず、次の日の園生活でも落ち着かないというお話を聞き、人への言葉の伝え方はいかに大事なのかと学ぶことができました。たった1つの言葉でこのような悪い空気を作ってしまうことに驚き、これから現場に立つ時でも、日頃の親や友達との会話でも、相手がどう思うか考えながら会話をするように心がけようと思います。今回のお話を聞き、岡本先生のとても楽しそうに保育の現場についてのお話をされている姿を見て、本当にこの仕事はやりがいのある仕事であると思いました。これから実習する時、保育技術そして、子どもの年齢に合わせた対応ができるようにしたいです。(善の組 長谷川 紗希) -
今回岡本先生の講演を聞いて、参考になることがたくさんありました。
まず、春先に定員の115%(最高で125%)の園児を受け入れることができることを初めて知りました。また、1歳児が多いということも知ることができて良かったです。
保育園の仕事内容も、子どもの保育だけでなく、地域支援としての小学生向け行事や育児講座等の様々な支援をしていることに魅力を感じました。保育のニーズが高まる現代ならではだと感じました。
また、南大沢保育園の目標である「ひだまりのような保育園をめざして」が子どもにも保護者にも、そして保育者にもとても良い影響となっていることに感動しました。保育者の“悪いこと(トラブルの発生)も肯定的に保護者に伝える”ことなどの配慮だけでも悪循環を防ぐことができたり、保育者同士の関係においても、互いに注意できる関係や、分らないことは先輩保育者に聞くことができること(教えてくれること)はとても環境が良く、保育者も働きやすく、さらに関係が良いことで、より良い保育ができるという良い循環となる。将来このような保育園に就職したいと強く思いました。
「保育者はたとえ社会人1年生であったとしても“保育のプロ”と見られる」という岡本先生の言葉にドキっとしました。幼稚園実習で自分はどう見られていたのか、心配になりました。あと1年半という短期間でプロと見られる世界へ出ていかなければならないので、ぜひボランティアに参加し、保育者のかかわり方をよく観察する機会を作ろうと思います。
質問の中で、家での仕事の有無について答えていただきましたが、幼稚園よりも保育時間が長いということもあり、家でせざるをえないというお話でした。日常のスキマ時間の活用の重要さを感じました。また、計画的に進めることも大切だと思いました。実習日誌等についても、とても参考になるお話をしていただきました。今後の実習で生かしていきたいです。(真の組 小野寺 道佳) -
とてもためになった講演会でした。
実際に働いている方の現場での生の声を聞ける機会はほとんどないので、とても貴重なお話でした。
私は卒業後には幼稚園で働きたいと考えているので保育園についてはあまり考えていなかったのですが、岡本先生のお話を聞いて、保育園で働くのも楽しそうだなと思いました。
一番印象に残っているのは、「子どもたちが保育園の先生になりたい!」と言っていた話です。「楽しそうだから」という理由で私も幼稚園教諭を志しました。私は幼稚園出身なので、幼稚園がいい、というとても単純な理由です。その上、幼稚園教諭になりたいと思ったのは幼稚園の年長組の時です。保育関係の勉強をし、幼稚園で実習させて頂き、たくさんの先生方から話を聞いた上で、幼稚園教諭や保育士は子どもの将来に大きく関わる大切な仕事だと改めて思いました。「コーヒーを飲んでいたから。」「お菓子を食べているから。」という理由で保育士になりたいなんて、子どもは本当に可愛いなと思いました。
保育者の卵としては、とても働きやすそうな園だと思いました。協力し合い、チームワークの良さそうな、素敵な保育園だなと感じました。自分より上の立場の人にでも、自分の思ったことや感じたことをはっきりと言うことができ、お互いの長所を生かし、短所を補い合える関係は本当に素敵だなと思いました。
私も南大沢保育園のような素敵な場所で働きたいと思いました。
貴重なお話ありがとうございました。(聖の組 五十嵐 繭香)