キウイフルーツを使ったハンバーガーやサンドイッチはいかがでしょうか?

西山一朗

キウイフルーツは、ビタミンCや食物繊維が豊富な果物で、また、タンパク質分解酵素を豊富に含むため、消化促進効果も期待できる機能性に富んだ食品です。しかも、一年中簡単に入手でき、保存性にも富む便利な果物です。ハーフカットにしてスプーンで食べられるという手軽さも魅力の一つです。

そのまま生で食べるのが最も一般的ですが、ジュースやスムージーの材料にしたり、コンポートやジャムなどの加工品にしても美味しくいただけます。さて、これらの加工品の作り方の説明は後日に回し、ここではもっとお手軽な食べ方を提案したいと思います。いずれもキウイフルーツを加熱しないため、ビタミンCや葉酸などの栄養素が保たれ、またタンパク質分解酵素の働きも保持されます。簡単なランチや軽食としてお勧めします。

ハンバーガー

ハンバーガーでは普通、ピクルスやトマトで酸味を加えることが多いのですが、これらの代わりにキウイフルーツのスライスを入れると、また違ったおいしさを引き出すことができます。お好みにより、酸味のきいた緑肉種とやや甘味の強い黄肉種キウイフルーツを使い分けるのも良いでしょう。また、果実の熟度の違いによって、酸味の強さを調節することもできます。

材料(2個分)

ハンバーガー用バンズ2個、ハンバーグまたはビーフパティ2枚、キウイフルーツ1個、レタス4枚、タマネギ少々、ケチャップ、マスタード、各適量

つくり方
  1. ❶ キウイフルーツは皮をむき、7~8mm幅の輪切りにする。レタスをバンズより少し大きめにちぎる。タマネギは薄く輪切りにする。
  2. ❷ バンズをオーブントースターで軽く焼く。
  3. ❸ ②のバンズに①のキウイフルーツ、レタス、タマネギをはさむ。好みによってケチャップやマスタードをバンズや具材の間にぬる。

ベーコンやスライスチーズなど、お好きな具材を加えてアレンジしても楽しいでしょう。

サンドイッチ

簡単につくれて手軽に食べられるサンドイッチ。キウイフルーツのスライスをはさんでみると、全く違和感なくおいしいサンドイッチに仕上がります。定番のBLTならぬBLKサンドイッチをお楽しみください。

材料(2個分)

サンドイッチ用ライ麦食パン 6枚、キウイフルーツ 1個、レタス6枚、ベーコン6枚、サラダ油、マヨネーズ、マスタード、各適量

つくり方
  1. ❶ レタスは適当な大きさにちぎる。キウイフルーツは皮をむき、好みの厚さの輪切りにする。
  2. ❷ フライパンにサラダ油を熱し、ベーコンをカリッとするまで焼く。
  3. ❸ パンの片面にマヨネーズとマスタードをぬる。
  4. ❹ ③のパンに①,②のレタス、キウイフルーツ、ベーコンをはさみ、適当な大きさに切る。

ベーコンのかわりに、薄切りのロースハムやパストラミハムを何層にも重ねて入れるのもおすすめです。好みにより、パンをあらかじめトーストしておくと、サクサクした食感が楽しめます。

  1. ※ 本内容は、「育てて楽しむ キウイフルーツ 栽培・利用加工(創森社)2018年」の第三章に西山が書いた内容の一部を改変したものを、出版社にお断りの上で掲載しています。

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