キウイフルーツジャムの作り方 3.即溶性ペクチンで生ジャムを作る

西山一朗

これまでに、キウイフルーツジャムを鍋で作る方法や、より簡単に電子レンジで作る方法を紹介しました。今回はそれよりももっと短時間で簡単に作ることができる、キウイフルーツの生ジャムを紹介します。調理にかかる時間はわずか1~2分間。果実の皮をむいたり、材料を量り取ったりする時間を含めても、10分もあれば完成します。ただし、以下のような注意点がありますので、あらかじめご了承願います。

以下の作り方は、ユニテックフーズ株式会社(Unicook)の「フレッシュキウイの生ジャム」レシピに準拠して、幾分の改変を加えたものです。

材料

作り方

  1. 1.ハンドブレンダーが入る大きさの適当な容器に水40mLを入れ、ここにグラニュ糖35gと即溶性ペクチン12gを加える。
  1. 2.ハンドブレンダーで30秒混ぜて溶かす。
  1. 3.皮をむいて、適当な大きさに切ったキウイフルーツ果肉100gを加える。レモン果汁あるいはクエン酸を適量加えてもよい。
  1. 4.ハンドブレンダーで15~20秒処理し、果肉を砕いて混ぜ合わせれば完成(このとき、あまり長く混ぜすぎると、シュウ酸カルシウムの結晶によるイガイガ感が強まるので、必要最小限の処理時間にとどめること)。
  1. ※ 上記1~4の操作は、ハンドブレンダーのかわりに小型のミキサー(ジューサー、ブレンダー)を使用して行っても良い。
  1. 5.すぐに食べない場合は、ジャムびんやタッパーなどの清潔な容器に入れて冷蔵庫で保存する(加熱していないことと、糖度が30~34%程度と低いことから日持ちしないので、冷蔵保存で2~3日以内に食べきること)。

キウイフルーツの生ジャムは、加熱しないためクロロフィルの分解が抑えられ、きれいな薄緑色に仕上がります。また、熱に弱いビタミンC、葉酸、アクチニジンなどの成分の損失も少ないと考えられます。

生ジャムは、ヨーグルトによく合います。もちろんクラッカーやパンに乗せてもおいしくいただけます。クリームチーズやクロテッドクリームと共に乗せるのもお勧めです。

キウイフルーツ1個からでも、ほんの数分でお手軽にできる生ジャムの作り方を紹介しました。よろしければお試しください。以下の動画もご参照ください。

  1. ※ ユニテックフーズ株式会社(Unicook)の許可を得て掲載しております。

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