つどうかたち2019が完成しました!!
2019/08/22
住空間デザイン学科の3年生が履修している「家具デザインⅢ」で取り組んでいました稲城市への寄贈ベンチ「つどうかたち」が完成しました。
6月10日に行った稲城市と学内の関係者に対するデザイン発表会で選ばれた4つのデザインをグループに分かれて制作し、このたび無事に完成し8月3日(土)に行われた住空間デザインツアーに展示して、多くの来場した高校生のみなさんに座って戴きました。
この「つどうかたち」は、大学と稲城市との包括協定に基づく地域貢献活動として取り組み始め、早八年目になります。市内のバス停や公園に設置して多くの市民のみなさんに使ってもらうことを目的に、学生たちはデザインから制作までを行いました。制作の終盤では、学期末で多くの授業の課題提出と重なったり、グループ内で制作のスケジュールが合わなかったりして思うように制作が進まず、グループワークの大変さを経験しながら皆頑張って完成させることが出来ました。
今後は、稲城市に引き渡され市役所前のいこいの広場と若葉台公園に設置される予定です。
文責:榎本文夫
「Leaf」
「座り方 いろいろ」
「まちこちゃん」
「YUTTARI」
学生のコメント
足立寧々
- 今回の課題は今までと違い、作品を現地に設置するため、グループで協力して1つのベンチを作り上げました。ベンチ制作は時間と体力を使ったのでとても疲れましたが、完成したときは達成感でいっぱいでした。作品づくりでグループワークは初めてだったので、貴重な体験でした。
土屋 舞
- 実際に使って頂けるベンチを考え、プレゼン、制作するのは、初めてでとても良い経験になりました。自分の作品を制作する時よりも、使う人の事を考え、多くの人に使ってもらえる物を考えるのはとても難しかったです。また、グループでの制作は、楽しくみんなで協力しながらでき完成した時の達成感を三人で味わう事ができました。
佐藤奈美
- 自分のデザインは選ばれなかったが、この授業で初めて学校外の方々の前でプレゼンをしたり、グループで1つの作品を作り上げたりと、とても良い経験をすることができました。また、グループでの作業は、個人作業よりもなかなかうまくいかないなと思うことも多く、大変なことの方が多かったけれど、自分なりにチームに貢献できたと思います。半年間の作業を通し、選ばれた4つの作品がイメージ通りに仕上がっていたので、無事完成させることができてよかったです。
私たちの作品が稲城市の皆さんに喜んで使ってもらえたらとても嬉しいです。
酒井優衣奈
- 設計図通りに切り出したはずなのにうまくはまらないところもあって、想像を形にすることって結構大変なんだと実感しました。自分のデザインではなくとも、作ると愛着が湧くものですね。完成した時は達成感と実物を見た喜びとか、色々な感情がありました。私は表面や角を滑らかにする作業とペンキ塗りが一番楽しかったです。
岡部こと乃
- 1年の時から家具デザインを取ってきて少しずつCADにもなれてきて、自分たちでデザインや形を考え、稲城市の方の前で発表して投票してもらい、今回ベンチをグループで作って思ったものが出来て良かったです。自分はプレゼン力がなく選ばれなかったですが、みんなのプレゼンを見て勉強にもなりました。
大変なところもありましたが楽しく出来て良かったです。
9月14日(土)オープンキャンパス体験授業のお知らせ
9月14日(土)の第8回オープンキャンパス体験授業「あなたのお家は何LDK?」は、普段よく使う「◯LDK」という住宅の間取りを表した言葉を中心に、日本の住まいがどのように変化してきたのかを学ぶ講義形式の体験授業です。昭和初期までの日本人の多くは長屋と言われる、複数の住戸が壁を共有しながら水平方向に連なった共同住宅に住んでいました。その後、関東大震災復興や戦後復興、そして高度経済成長などを経て現在の「◯LDK」の間取りにたどり着きました。日本の住まいの間取りがどのように変遷してきたのかを学び、未来の住宅がどのようになるのか、一緒に考えてみましょう。