児童文化部 公演活動報告
2014/12/22
駒沢女子大学・短期大学児童文化部の公演は、長い歴史を持つ活動であり、毎年さまざまな地域を巡り公演を行っています。今年は、夏休みの巡回公演、そして11月の陸前高田市でのボランティア活動・公演など、多くの人々に支えられながら公演活動を行うことができました。特に、平成23年3月11日の東日本大震災を機に、陸前高田市の「地域子育て支援センター『あゆっこ』」を中心とする交流が行われ、本年度も陸前高田市内の保育園・子育て支援施設を中心に公演を行い、地域の方々や多くの子どもたちと触れ合うことができました。
夏休み公演
日程:8月25日(月)〜8月28日(木)
8/25(月) | 9:00〜11:00 | 上麻生保育園 |
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14:30〜16:30 | 府中めぐみ第二保育園 | |
8/26(火) | 9:00〜11:00 | 由木保育園 |
14:30〜16:30 | 稲城市立第二保育園 | |
8/27(水) | 9:00〜11:00 |
高安寺保育園 向陽台保育園 |
14:50〜16:50 | 稲城市立第五保育園 | |
8/28(木) | 9:00〜11:00 |
柿生保育園 ひらお保育園 |
学生の感想
- 私は、今年の夏5つの保育園を訪れました。児童文化部に入って間もない私は、戸惑うことがとても多かったです。まず、保育園といっても園それぞれの雰囲気や特徴があり、なかなか慣れるということがなく、行くたびに緊張から始まりました。しかし、公演をしているとき私の言葉に反応してくれたり、パネルを見ながら表情を変える子どもたちを見ていると、私も楽しくなり最後には笑って終えることができました。次に、公演自体はまだまだミスが多かったです。マイクの受け渡しや、次の演目までの繋ぎなど、臨機応変に対応してスムーズにしていけたらいいなと思います。今回、先輩たちと行動して学ぶことがたくさんあり、いい経験にもなったので将来に生かしていきたいと思います。(1年 阿部 優香)
- 私は今回初めてパネルシアターをしました。そして私は児童文化部に入部して良かったなと思いました。夏休みにパネルシアターの練習が始まりました。私たち後輩は、先輩に演目ごとに演じる際のアドバイスやコツを教えて頂きながら練習に励みました。練習の回数を重ねるごとに慣れていき、上手くいかないところは自分たちが納得いくまで練習しました。そして月曜日から5日間の公演が始まりました。1日目は緊張していて公演が終わったことに、つい安心してしまいました。本番は想像していたよりも子どもたちの声がとても大きくて圧倒されてしまいました。私はもっと練習が必要だと感じ反省しました。2日目は学校で練習をして午後からの公演に向かうことになりました。1日目の反省点を改善し練習したおかげでそれからの公演はとても良い公演になったと思いました。私は子どもたちの声の大きさに戸惑うことなく、また子どもたちの顔を見て演じることが出来ました。私が児童文化部に入部しようか迷っていた時に、先生はまず公演に出ることを勧めて下さいました。公演をしないことには何も分からないとおっしゃっていました。まさにその通りだなと実感しました。公演では演目が変わるたびに子どもたちはワクワクした表情をしたり、色々な反応を示してくれます。私も笑顔になりとても幸せな気持ちになりました。私はこれから多くのパネルシアターに挑戦し、練習して子どもたちを巻き込んだパネルシアターを自然にできるようになりたいです。(1年 内山 夢唯)
陸前高田市でのボランティア活動・公演
今年度は駒沢女子大学・短期大学の27名の学生が陸前高田市のボランティア活動に参加をしました。その中で児童文化部の学生が10名参加し、空間造形学科の学生が制作し、寄贈したプランターボックスに花を植えたり、施設内の清掃活動行ったり、手遊び、パネルシアターを上演したり、それぞれの施設で多くの子どもたちと触れ合うことができました。
▼日程:11月21日(金)〜11月23日(日)
訪問施設 | 地域子育て支援センターあゆっこ |
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高田保育園 | |
広田保育園 | |
小友保育所 | |
竹駒保育園 |
学生の感想
- 今回、ボランティアに参加させていただき、東日本大震災の被災地、陸前高田市に行き、沢山のことを身をもって経験することができました。メディアで取り上げられることも少なくなり、被災地の現状というものが、知られる機会も少なくなりました。現地の復興状況を目の当たりにし、風化させずにこの状況を伝えていく必要があると強く感じました。また、自分が保育者となったとき、首都直下型の地震がきたとき、安全に子どもたちを避難させるには、どうすべきか改めて考えることができました。この経験を踏まえ、自分にできることを精一杯やっていきたいと強く感じました。ありがとうございました。(2年 草木 奈々)
- 今回の陸前高田のボランティアに参加するまでは、震災から4年近く経っていたので、復興作業は進んでいて震災前の様にはいかなくても震災前の様に復興していると思っていました。現地に行ってみると震災から4年近く経っていてもまだほとんど復興されていない現実に驚きました。この震災の記憶は、震災を経験していない人も記憶に刻んでいかなければならないと感じました。そして、その記憶から震災が起きたときに何が必要であるのかをみんなで考えていかなければならないと思います。そうすることによって、もしまたこの様な大きな震災が起きた際には、もっと犠牲者を少なくすることができると思いました。(2年 鈴木 菜野美)