看護学部 基礎ゼミⅡ(1年生)他学部と初めての協同学習!
2024/11/29
本学には、ざまざまな学類・学部があります。その中で、人間総合学群の住空間デザイン学類(2025年4月より空間デザイン学部 空間デザイン学科)は、人間が生活する環境について追及する学問領域、人間健康学部健康栄養学科は栄養の観点から人間の生命や健康について追及する学問領域、そして看護学部は、生命・健康・環境・看護の観点から人間を追求する学問領域であり、「生活体としての人間の健康」という共通する考えがあります。
そこで、基礎ゼミⅡでは、他学部学生と学びの場を共有する中で、学部による視点の違いや共通点などを知るとともに、社会的ネットワーキングを広げる機会とすることを目的とした初めての協同学習を行いました。
住空間デザイン学類と看護学科ではKJ法を用いて「健康と環境」について2コマ(180分)、健康栄養学科と看護学科ではワールドカフェの方法を用いて「健康と食」について1コマ(90分)で、グループワークを行いました。
1.住空間デザイン学類と看護学科との協同学習
最初に120名が大教室に集合し全体の説明を受けた後、3つの教室に分かれました。初対面での自己紹介は、ぎこちなさが感じられましたが、名前を覚えるためにメモを取っていました。
時間の経過とともに、意見交換が活発になり、声も大きく笑顔もたくさんでてくるようになり、楽しそうにグループワークを進めていました。立ち上がり全体を見てディスカッションをするグループも現れて盛り上がりをみせていました。
最後に、自分たちが考えた「健康と環境」について発表会を行いました。マイクを向けると、皆さんしっかりと自分の意見を述べることができていました。
住空間デザイン学類の学生との協同学習後の看護学科1年生の感想
- 初めて他学部の学生と交流することができ、学部ごとに考えが違うと知り、とても良い学びになった。自分自身の考え方や物の見方を広げることにつながると思った。
- それぞれが健康を違う枠組みから見ていたので、オリジナリティのある発表で面白かった。新たな発見があった。
- 住空間の学生は広い視点で環境について考えているのに対し、看護学生は患者中心となり、精神的や身体的などの細かい視点で考えていることがわかった。
- 同じテーマでも考えがたくさん出てきて、幅広く考えることができると感じた。
2.健康栄養学科と看護学科との協同学習
体育館に130名の学生が集合し全体の説明を受けた後、24グループに分かれて「健康と食」についてグループワークを行いました。
初対面での自己紹介は、「氏名」と「動物に例えたら……」でした。いろいろな動物に例えて盛り上がっていました。
少しリラックスしたところで、思い思いの姿勢で、問いに対して話し合い、キーワードやイラストを自由に書き込んでいきました。
その成果として、たくさんの気づきや考えが表現されました。
健康栄養学科学生との協同学習後の看護学科1年生の感想
- 他の学部とグループワークすることにより、自分たちとは違う視点から物事が考えられた。他の学部学生と話す機会がないので、とても楽しかった。
- 今後も他学部との交流があれば積極的に意見交換をし合い、新たに知れたものを増やしていこうと考える。
文責:髙橋 泉