看護学部実習館(9号館)

看護学部では、看護の専門領域で求められている知識・技術を学内で講義と演習を通して学び、臨地実習で看護実践に役立てることができるよう最新の施設・設備を整えた看護学部実習館を設置しています。実習館は大学正門を入って右手奥にある4階建ての建物です。1階に講義室、看護学部事務室、ロッカー室、2階に実習室1、3階に実習室2、実習室3、4階に情報処理室があります。

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講義室(1階・階段教室)

看護学部学生の専用講義室として、さまざまな授業で使用します。専門領域での模型、標本などを使用しての学修にも最適な講義室です。さらに、大型スクリーンを配置し、わかりやすく多くの知識、技術を学ぶことができる講義室です。

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実習室1(2階)

主に基礎看護技術を中心に成人を対象とした看護技術の演習を行います。臨床に近い環境で看護技術が習得できるようベッドおよび周辺機材を21床配置しています。教員のデモストレーションがそれぞれのベッドサイドから見やすいようにモニター画面を複数台配置し、スムーズな演習実施をサポートします。ここではグループ演習を行い、互いに看護師役、患者役をすることで看護を受ける人の気持ちを理解するとともに看護技術を向上させていきます。また、多様な疾病の状態を設定できるモデルを使い、観察技術、アセスメント能力を養います。

  • 実習室1(2階)
  • 実習室1(2階)

実習室2(3階)

母性・小児看護学関連の演習を主におこなう実習室です。
妊婦・産婦およびお産後の女性(褥婦)と新生児から思春期の子どもまで、エビデンスをもとに看護技術を学びます。

新生児のお風呂の入れ方(沐浴)、衣服の着脱、おむつ交換、身長・体重・頭囲・胸囲などの計測方法を演習します。

  • 実習室2(3階)

新生児のバイタルサインの測定やフィジカルアセスメントの方法を演習します。また胎児、妊婦モデルを用いて妊婦健康診査、分娩時の産痛緩和方法、褥婦の健康診査と育児期の授乳援助や健康支援など演習します。

  • 実習室2(3階)

乳児、幼児、学童の成長・発達に合わせた日常生活の援助および実習モデル人形を使ってのバイタルサインの測定、身体測定方法を演習します。
小児病棟をイメージしやすいようにサークルベッドを配置し、子どものアセスメントの方法や入院中の環境および検査・処置を受ける子どもの看護技術を演習します。

  • 実習室2(3階)
  • 実習室2(3階)

実習室3(3階)

老年・精神・地域・在宅・公衆衛生看護学に関連した実習室です。標準的な療養者の住環境を想定し、バリアフリーの和室や洋室のほか、キッチン、浴室、トイレが配置され、在宅での看護技術や支援、家庭訪問時の所作などについて演習します。授業での演習だけでなく、実習前の自己学習にも使用できます。

  • 実習室3(3階)
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情報処理室

一人一台のコンピューターが配置され、医療現場で必須となるIT能力の習得ができるよう、授業科目以外の時間も使用できるようにしています。近年は多くの医療施設で電子カルテを使用しておりIT能力は必須であり、それとともに情報リテラシーを高めていきます。

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