キウイフルーツジャムの作り方 1.鍋で作る

西山一朗

キウイフルーツはスーパーや青果店などで一年中市販されていて、保存性に優れた便利な果物です。そのまま食べてもおいしいのですが、ジャムに加工すると、また違ったおいしさが楽しめます。キウイフルーツジャムは、慣れれば20分ほどで作れますのでお手軽です。さらにもうひと手間かけて、ジャムびんに詰めてご家庭にある蒸し鍋で殺菌すれば、1年くらい保存することも可能です。

ここでは、「キウイフルーツ果肉と砂糖だけで作るシンプルなジャム」と「ペクチンを使って少し硬めに仕上げる市販品に近いジャム」の2種類のキウイフルーツジャムの作り方を紹介します。

材料(作りやすい分量)

  • キウイフルーツ(グリーン) 4個
    (皮をむいていちょう切りにして350g程度)
  • グラニュ糖 105g 
    (果肉の重さの30%、好みで増減)

ペクチンを加える場合

  1. ※ 果肉の重さの1.5%程度を目安とします。なお、高メトキシ(HM)ペクチンではゲル化しませんので、ご注意ください。

器具

作り方

  1. 1. 鍋にいちょう切りにした果肉を入れ、半量(目分量)のグラニュ糖を加える。果肉の厚さは5mm程度を目安とし、果実が硬い場合はやや薄めに、軟らかい場合は厚めにする。
  1. 2. 弱火で加熱する。焦がさないように木べらで混ぜる。
  1. 3. 果汁が浸み出してきたら、中火にして加熱を続ける。
  1. 4. 沸騰したらアクを取り、中火で5分ほど煮る。特に気にならなければ、アク取りは省略してもよい。
  1. 5. 残り半量のグラニュ糖を加えて混ぜる。
    ★ペクチンを加える場合は、残り半量のグラニュ糖にペクチンを加えて、よく混ぜてから加える(グラニュ糖と混ぜずにペクチンだけを加えると、ダマになるので注意)。
  1. 6. 弱火~中火で3~5分煮詰めて出来上がり。
    清潔なタッパーやジャムびんに入れて、冷蔵庫に保存する。長期保存をする場合は、下の「動画2」のように蒸し鍋で殺菌をする。

ペクチンを使わない場合はゆるめのジャムができます(写真左)。ペクチンを加えると、よりしっかりとしたジャムに仕上がります(写真右)。用途やお好みに合わせてお好きな硬さのジャムをお試しください。

今回のレシピでは、糖度42~45%のキウイフルーツジャムができますが、グラニュ糖の量はお好みで増減してください。

わかりにくい部分は、以下の動画(動画1)をご参照ください。

作り方(動画1)

また必要に応じて、以下の動画もご利用ください。

ジャムのびん詰めと蒸し鍋を使った殺菌(動画2)

ジャムびんへのキャップシールやラベルの装着(動画3)

キャップが固くて開かない場合の対処法(動画4)


  • 管理栄養士を目指すなら「駒沢女子大学」

管理栄養士を目指すなら「駒沢女子大学」

健康と栄養にちょっといい話 :新着投稿