健康栄養学科の健康料理レシピ 【鶏団子の生姜スープ】
2019/12/09
土岐田佳子助教(管理栄養士)
薬味や味付けに欠かせない香味野菜の一つである「生姜」には、代謝を活発にしてくれる作用や魚や肉などの臭みをとる消臭作用、細菌の増殖を抑える抗菌作用などがあると言われています。生姜のさわやかな辛みの主成分はジンゲロールで、加熱をするとショウガオールに変化します。どちらも血行を促進し、体を温める作用があるので、寒い季節にぴったりの食材です。また生姜の香味成分を生かして塩分量を減らすことができるので、減塩効果も期待できます。
今回は、生姜をたっぷりと使ったスープをご紹介します。生の生姜がない場合は、チューブに入ったものを使用することもできます。またスープに入れる野菜は、他の野菜でも代用できますので、家にある食材を使って体の中から温まるスープをぜひ作ってみてください。
【鶏団子の生姜スープ】
(栄養価1人分)エネルギー 181kcal/たんぱく質:14.3g/脂質:9.7g/炭水化物:8.3g/レチノール活性当量:204μg/ビタミンB1:0.15mg/ビタミンB2:0.21mg/ビタミンC:17mg/カルシウム:48mg/鉄:1.1mg/食塩相当量:1.3g/食物繊維:2.4g
材 料 2人分
- 鶏ひき肉 ── 150g
- 生姜 ── 5g(1かけ)
- 料理酒 ── 5g(小さじ1)
- 片栗粉 ── 3g(小さじ1)
- 塩 ── 少々(0.2g)
- こしょう ── 少々
- 白菜 ── 150g(1枚)
- 人参 ── 50g(1/4本)
- ぶなしめじ── 50g(1/2株)
- 水 ── 400cc
- 料理酒 ── 10g(小さじ2)
- 鶏がらスープの素 ── 2.5g(小さじ1)
- 生姜の絞り汁 ── 10g
- 醤油 ── 9g(大さじ1/2)
- ごま油 ── 2g(小さじ1/2)
材 料 2人分
- 豚ひき肉 ── 150g
- 生姜 ── 5g(1かけ)
- 料理酒 ── 5g(小さじ1)
- 片栗粉 ── 片栗粉…3g(小さじ1)
- 塩 ── 少々(0.2g)
- こしょう ── 少々
- 白菜 ── 150g(1枚)
- 人参 ── 50g(1/4本)
- ぶなしめじ── 50g(1/2株)
- 水 ── 400cc
- 料理酒 ── 10g(小さじ2)
- 鶏がらスープの素 ── 2.5g(小さじ1)
- 生姜の絞り汁 ── 10g
- 醤油 ── 9g(大さじ1/2)
- ごま油 ── 2g(小さじ1/2)
作り方
- 鶏ひき肉に生姜のみじん切り、酒、片栗粉、塩、こしょうを入れて混ぜておく。
- 白菜は繊維を断ち切るように細切りにする。人参は千切り、ぶなしめじは小房に分けておく(写真1)。
- 鍋に水、料理酒、鶏がらスープの素を入れ中火にかけ、「2」の材料を加えて5分ほど加熱する。
- 「3」に、6等分にした「1」の鶏団子の具材を2つのスプーンを使って丸く団子状にしながら投入し、5分程加熱し火を通す(写真2)。
- 仕上げに、生姜の絞り汁、醤油、ごま油を加えてひと混ぜしたら完成です(写真3)。
「生姜」で血行促進!体の芯から温まりましょう。