旅行業・航空業・宿泊業の社員による産学連携授業の紹介
2024/01/29
「観光文化入門Ⅱ」は主に1年生を対象に、2年次からの専門科目での学びへの橋渡しを行う産学連携授業です。観光ホスピタリティ産業の最前線で活躍する実務家をゲスト講師にお招きし、それぞれの業界の仕組みや具体的な仕事の内容を学びました。観光業界の現状を理解するとともに、将来の進路設計の一助とすることを目的としています。今回は、旅行業・航空業・宿泊業のゲスト講師による講義を、学生の声とともにご紹介します。
第7回 旅行業入門「旅行業の仕事と女性活躍」
ゲスト講師 | 株式会社エイチ・アイ・エス ヨーロッパ・中近東・アフリカ・南米旅行事業グループ グループリーダー兼添乗員同行ツアーimpressoブランド責任者 大室聡志氏 |
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株式会社エイチ・アイ・エスは、旅行事業を中心にホテルやテーマパークなど幅広い分野に取り組んでいます。同社が取り組む宇宙への旅行をはじめ、最新のツアー事例に加え、女性社員を対象とする充実した制度についてもご紹介いただきました。多忙なイメージのある旅行会社が働きやすい環境であることに、学生の関心が寄せられました。
第9回 航空業入門「観光ホスピタリティの仕事と女性活躍」
ゲスト講師 | 株式会社JALスカイ札幌 空港オペレーション部オペレーショングループ グループ長 細谷裕美氏 空港オペレーション部地域活性化事業室 杢保佳奈氏 |
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株式会社JALスカイ札幌(以下、JALスカイ札幌)は、新千歳空港などの北海道の3空港にて旅客サービス業務を行う会社です。同社の業務についてご紹介いただいた後、航空業の仕事の魅力とやりがいについてお話を伺いました。履修生にはグランドスタッフなど航空業を目指す学生が多いため、就職関連の質問が複数出ました。「面接で見られているポイント」などについても、丁寧にご回答いただきました。
第11回 宿泊業入門「宿泊業の仕事と女性活躍」
ゲスト講師 | 株式会社加賀屋 経営管理部 人事部 人事課 盛田理子氏 新井初音氏 |
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株式会社加賀屋(以下、加賀屋)は、石川県七尾市にある日本を代表する名旅館です。本学では2022年から産学連携協定を締結しています。授業では非日常の世界である旅館での仕事の魅力、ホスピタリティのあり方、スタッフが考えるやりがいなどについて、お話を伺いました。この授業は宿泊業に関心のある学生も多く受講しています。当日は熱心に講師のお話を聞き、複数の学生が質問をしていました。
このたびは、石川県能登地方で発生した大規模な地震により被災された皆さまおよび関係者の方々に心よりお見舞い申し上げます。加えて、加賀屋を含む被災地の一日も早い復興を観光文化学類・学生一同、心からお祈りしております。
年初に実施した授業では、担当教員が能登半島地震に際して加賀屋と羽田航空機事故に際してJALグループのスタッフが懸命に対応した事例を紹介しました。両事例からも学生たちは、観光産業で働くことの意義について学んだようです。授業後には、加賀屋およびJALスカイ札幌の方々へのメッセージを取りまとめて両社へお送りしました。以下に一部をご紹介いたします。
学生からのメッセージ
加賀屋の方々へ
- 緊急事態の中で布団や食料を持って行くという判断はとても素晴らしいと思いました。どんなときもお客様を第一に考えていて感動しました。
- まだ余震も続いている中、恐怖や復興作業などで眠れない日々も多いと思います。応援することしかできませんが、またすぐにお客さんがたくさん来てくれることを願っています。
JALスカイ札幌の方々へ
- イレギュラーにも、一致団結して対応していらっしゃって、とても感動しました。私も人のために働ける人になりたいと思いました。
- 当日その場にいた友人から、忙しいにも関わらず笑顔で接客してくださったと聞きました。心の底から尊敬しています。これからもぜひ頑張ってください。
駒沢女子大学 観光文化学類では、将来の進路選択を見据えた実践的な学びに取り組んでいます。
観光文化学類 教員 本間 准