和倉温泉加賀屋と産学連携協定を締結～観光教育の産学接続へ～
2022/06/20
2022年６月14日、駒沢女子大学は株式会社加賀屋と「女性活躍の推進と観光人材育成のための産学連携協定」を締結しました。ポストコロナの観光再生に向けて、大学教育と企業教育を連携させ、充実した観光教育を推進することを目的としています。これをもとに、駒沢女子大学人間総合学群における「観光文化入門Ⅱ」での加賀屋社員による授業、観光文化学類の専門科目である国内旅行研修の加賀屋での研修、加賀屋グループでの国内インターンシップ実習が実現します。さらに教材の協働開発を行い、理論と実践を一貫させた観光教育プログラムを構築し、将来の進路につなげていきます。
駒沢女子大学安藤学長（左）と加賀屋小田社長（右）
調印式の様子
加賀屋 代表取締役社長 小田與之彦氏
観光産業はコロナ禍で大変厳しい状況になりました。しかし、観光はすそ野が広く、21世紀を牽引する産業であることに変わりはありません。先日、世界経済フォーラムが発表した最新の観光競争力調査で、日本は初めて世界一になりました。世界が評価する日本の観光は、重要な存在です。同時に、それを担う有能な人材が益々求められます。大学と一緒になって観光再生を担う人材育成を推進することはとても意義のあることだと思います。
駒沢女子大学 学長 安藤嘉則先生
創業116年目を迎える歴史ある加賀屋さんと、本協定を締結できることを大変うれしく思います。36年間連続「プロが選ぶ日本の旅館」総合1位を誇るおもてなしと、最先端の取り組みを本学の教育に連携させることは、学生にとって大変有意義なことだと考えています。今回の協定によって実現する座学から実習までを一貫させる教育は、学んだことを実践するという本学の建学の精神である「行学一如」を体現するものです。
加賀屋での和食懐石マナー講座の様子
加賀屋でのおもてなし研修の様子
今後は、本年9月に実施される国内旅行研修で加賀屋を訪問して和食懐石のマナー講座やおもてなし研修を行うほか、夏休み・春休み期間中にインターンシップ実習も予定しています。
