2022年度観光文化学類の都内宿泊研修
2022/07/19
7月2日~3日、観光文化学類では、2年生(3年次編入生を含む)を対象に都内宿泊研修を行いました。都内観光資源の理解、学生の懇親、学修意欲の向上を目的とした研修であり、観光産業、特に「空港・航空業」と「ホテル業」のこれからの可能性を体感するという盛りだくさんの一泊二日でした。
1日目は、羽田空港に集まり、ANAエアポートサービス株式会社(以下ANAエアポートサービス)のご協力のもとで、「会社の全体説明」や「空港施設・カウンター・駐機場(ランプエリア) 見学」、「コンシェルジュ(ラウンジ責任者) 講話」、「駒沢女子大学OGによる座談会」などがありました。
特に駒沢女子大学OGで、研修先のANAエアポートサービスに勤務する稲葉さんには、学生時代の話から新人時代の苦労話、現在までの体験を話していただくとともに、後輩からの質問にも答えていただきました。多くの参加学生は、夢に向かって努力すれば報われる、自分も頑張りたい、と稲葉さんから大変刺激を受けていました。
空港見学後、2台のバスでホテルへ移動し、「ホテル ヴィラフォンテーヌグランド 東京有明」にチェックインをしました。休憩後、貸し切りのゆったりした会場で、ビュッフェ式の夕食をいただきました。料理を取る際にはビニール手袋を着用し、テーブルにはアクリル版の仕切りがあるなど、感染対策は万全で、食事はおいしく、楽しいひと時を共有することができました。
2日目は、午前の前半に、会議室にて杉野知恵先生による「観光の英語」の授業がありました。小人数のグループに分かれてクイズを解きながら、実際にホテルで使われる英語を学びました。
後半では、「ホテル ヴィラフォンテーヌグランド 東京有明」のマネージャーによる講義を受けました。少子高齢化が進む日本にとっての切り札として観光産業の重要性、英語の大事さについてご自身の経験を交えながら講義していただき、現場の話を直接聞く良い機会となりました。
ご協力くださったANAエアポートサービスの方々、ホテル ヴィラフォンテーヌグランド 東京有明の方々には、心よりお礼を申し上げます。
最後に、学生の感想をいくつかご紹介します。
- 都内宿泊研修を通して、とても充実した時間を過ごすことができました。特に、ANAエアポートサービスでは、いつもはできないような体験をさせていただき、人々の努力がたくさん目に見えて、感動しました。ホスピタリティーとは人々の笑顔を作るという考えでしたが、「人々の幸せをつかむ」と言うことをいろいろな経験を通して感じることができました。また、ホテルでは、朝食の時に、実際の接客での思いが1番感じられ、すごくおいしくいただけました。 今回の都内宿泊研修に参加できてよかったです! 学んだことを生かして頑張ります!
- 空港のお仕事の裏側を見たり、OGの方のお話などを聞いたり、とても貴重な経験をすることができました。お客様からの要望は、すぐにできないとは言わず、他の方法を提案したり、次の解決策を見つけたりなどの工夫をしていると聞き、そのようなスキルを身につけるにはたくさんの経験が必要だと感じました。もし、自分が空港の仕事に就くことになったときには、今回学んだことや、知ったことを生かしていきたいと思いました。
- 主にホテル研修を受けたくて参加したのですが、空港での研修も受けることができて全く知らなかった空港の裏側の仕事や働く人々について知ることができました。知らない用語はもちろん、授業で習った用語も出てきたので楽しく学習できたと思います。
- 1日目の羽田空港見学は普段は見られないところや入らないところに入り、羽田空港の裏側を見ることができました。さまざまな方々によって羽田空港が支えられていることが分かりました。また、OGの方のお話も聞くことができ、これからやった方がいいことなど意見をもらうことができました。 2日目はチーム対抗戦で初めて話す子と協力して優勝を目指しましたが最下位になりました。でもチームメンバーと打ち解けることもでき、先生ともお話しすることができました。 2日間の研修は私にとって大きな存在になり、忘れられないものになりました。
- 空港という普通では見られない職業の裏側まで見ることができ、とても満足しました。また、先輩方の話やベテランのグランドスタッフさんのお話は、具体的で、大学2年生の時にやっていたことなど教えていただき、私たちが夢を実現させるためには、今何が必要なのかが分かりました。夢を実現させても職業の中で資格を取って自分のスキルをさらに上げている話を聞き、驚きました。努力ができる人はかっこいいなと素直に感じました。
観光文化学類長 張 景泰(ジャン キョンテ)