テーマパーク業・ブライダル業・インバウンド業の社員による産学連携授業の紹介
2024/02/13
観光文化学類 教員 鮫島卓
「観光文化入門Ⅱ」は主に人間総合学群の1年生を対象に、観光文化学類の2年次からの学びへの橋渡しを行う授業です。観光ホスピタリティ産業の最前線で活躍する実務家をゲスト講師にお招きし、業界の仕組みや仕事の内容を学びます。観光産業に関する視野を広げるとともに、将来の進路設計の一助とすることを目的としています。今回は、テーマパーク業、ブライダル業、インバウンド業のゲスト講師による講義をご紹介します。
第10回 テーマパーク業入門「テーマパークの仕事と女性活躍」
| ゲスト講師 | ハウステンボス株式会社 取締役会長 坂口克彦氏 |
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ハウステンボス株式会社の坂口克彦会長が来校され、講演を行いました。長崎県にあるテーマパークとして有名なハウステンボスはテーマパーク事業のほか、ホテル・飲食事業を通じて地域経済に大きな役割に担っています。女性のゲスト比率が高いことから、新しい商品企画やサービス接遇など多くの女性社員が活躍していることを紹介していただきました。女性の社員比率が大きい点や同社が取り組むパーパス（会社の存在目的）に対して学生からは多くの関心が寄せられました。
授業の様子
学生の声
医者は身体を元気にする役割、観光業はこころを元気にする役割という言葉が、印象に残りました。お客様の活力や原動力になるような非日常を提供し、元気を与えられる人になりたいと感じました。
第11回 ブライダル業入門「ブライダルの仕事と女性活躍」
| ゲスト講師 | 株式会社CRAZY 執行役員 CRAZY WEDDING事業責任者 吉田勇佑氏 |
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株式会社CRAZYは、首都圏を中心に結婚式の企画運営事業を行う会社です。東京の表参道にも式場を開設しています。ブライダル業の仕事は、結婚式という人生の晴れ舞台に立ち会うやりがいのある仕事である一方で、責任も重大な仕事です。一方で、少子化や結婚式を上げないカップルの増加など課題についても紹介していただきました。ブライダル業界は女性社員の比率が高く、特に結婚式のプランニングやサービスにおいて女性が活躍している仕事であることに関心をもつ学生が数多くみられました。
授業の様子
学生の声
ブライダル業界は人の幸せを一緒に作り上げることができるすてきな職業だなと思いました。新郎新婦だけではなく会場にいる全員に幸せを届けることができるかを考え、とてもやりがいのある魅力的な職業だなと思いました。
第12回 インバウンド業入門「インバウンドビジネスの仕事と女性活躍」
| ゲスト講師 | 株式会社羅針盤 代表取締役社長 佐々木文人氏 |
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インバウンドとは訪日外国人観光のことです。株式会社羅針盤は、ガイドツアー、観光地での着物レンタル事業、民泊事業、コンサルタント事業など訪日外国人観光客向けの観光事業を幅広く展開しています。佐々木氏は訪日外国人観光が日本経済や国際文化交流にとっていかに重要であるかについて解説した上で、自ら起業することのやりがいについてもお話しいただき、そのあとには活発な質疑応答が行われました。日本人が想像している以上に世界には英語を母語・公用語としない人びとがいて多様性があること、とにかく委縮せずに自ら話すことが外国語上達の秘訣であることに多くの学生の関心が寄せられました。
授業の様子
学生の声
｢人生は鍵が空いた牢屋｣という言葉が印象的でした。私も興味はあるのに行動に移すまでに時間がかかったり、行動を起こさなかったりするのでこの言葉が響きました。訪日外国人のことを知るためにも、まずは自分で海外に行ってみてさまざまな考え方や知識を取り入れてみたいと思いました。
