沖縄で客室乗務員の訓練体験を実施しました -国内旅行研修-
2024/03/11
観光文化学類では2024年2月、沖縄本島にて学外実習の授業「国内旅行研修」を行いました。この記事では日本トランスオーシャン航空株式会社(以下JTA)様の施設にて実施した客室乗務員(以下CA)訓練体験を中心にレポートいたします。
「国内旅行研修」は、人間総合学群の学生を対象とした専門科目です。事前学習の後に学外研修として各地の観光スポットを訪問し、観光産業について実践的に学ぶ授業です。今年度は研修旅行に7名の学生が参加し、当授業では初めて航空機を利用し沖縄本島を訪問しました。
那覇空港到着後、送迎バスにて制限区域内にある研修センターに向かいました。制限区域とは通常は旅客が入れない場所です。今回はJTA様よりご協力をいただき、特別に訓練体験が実現いたしました。※
続いて格納庫へ場所を移動しました。格納庫は想像以上に大きく、そこには整備中の機体が置かれており、通常は目にすることができない光景だけに、学生たちからは驚嘆の声があがりました。
研修はモックアップと呼ばれる機材を模した原寸大の模型を使用して行われます。実際に現役のCAが訓練に使用する施設です。
当日はお借りした制服を着用して訓練体験を行いました。この制服も現在CAが乗務で使用しているものと同じデザインです。
訓練体験では座学で接遇について学んだ後に、実習に取り組みます。今回の研修では、アナウンス・ドリンクサービス・脱出訓練の体験が実施されました。
脱出訓練ではそれまでのムードが一変しました。穏やかで優しい講師の方々も脱出訓練では声を張り上げ、機外への脱出まで緊張感ある訓練体験となりました。
学生たちは不慣れながらも、憧れのCA業務を体験することができました。研修後は無事全員が修了証をいただき満足な様子でした。
4日間の国内旅行研修ではCA体験の他にも、リゾートホテル見学・マナー講座・ウェディングチャペル見学・エシカルトラベル体験などさまざまな機会がありました。学生たちはさまざまな角度から、沖縄の観光産業を体験することができました。
個人旅行ではなかなか体験することができない研修内容で、参加した学生たちにとっては多くの学びがあったようです。
学生の声
- 憧れのCA業務研修は、一生忘れられない貴重な体験でした。
- アナウンスやドリンクサービスは実際にやってみると難しく、改めて感心しました。
- 研修してくださったCAの方々が親切で、沖縄のホスピタリティを感じました。
駒沢女子大学 観光文化学類では、将来の進路選択を見据えた実践的な学びに取り組んでいます。
観光文化学類 教員 本間 准
- ※ 掲載写真はJTA様より許可を得て撮影・使用しています