住空間デザイン学類 橘田スタジオ 東京ビックサイト展示会「HCJ2023」のデザインツアーを実施!
2023/05/29
去る2023年2月7日(火)、東京ビックサイトで開催された展示会「HCJ2023」のデザインツアーを実施しました。
HCJ2023とは、厨房設備機器展、国際ホテル・レストラン・ショー、フード・ケータリングショーの3つのプロユーザー向け展示会です。
橘田スタジオでは、空間デザインの見学・体験を目的に、さまざまな場所にツアーを実施しています。今回は、「展示会」という短期間の仮設空間。展示会は、さまざまな商品プロダクトやシステムを、短時間で、いかに魅力的に見せ、共感してもらえるか、各企業がさまざまな手法・表現で、切磋琢磨しています。その一端を皆さんにもご紹介します。
株式会社フジマック
橘田は、業務用厨房機器メーカーの大手「フジマック」のブースを長年手掛けています。
スタジオの皆さんには、企画コンセプトから空間デザイン、施工、ディスプレー、運営に至るまでを、レクチャーと合わせて、実空間を見ながら、体験見学をしてもらいました。
高額最新の厨房機器を複合的に利用して、調理実演・試食をしてもらう「シェフズテーブル」。ホテル厨房をイメージ再現した「フジマックキッチン」。ベーカリー機器を紹介実演する「ベーカリーフジマック」。具体的な商談をおこなうスペース「ラウンジ」は、星の付く格のあるグランメゾンのダイニングをイメージ。
空間全体に意識したのは、近年のSDGsを踏まえたイメージ。例えばリアルな植栽も多彩に使った空間は、今までの展示会とは異なるアプローチです。
レクチャーでは、一緒にフジマックブースを手掛けている、ディスプレー(商業空間)企業の株式会社白水社の方からもリアルなお話を伺うことができ、みな熱心に聞き入っていました。
引き続き、展示会のほかのブースについて、スタジオ学生にレポートをしてもらいましょう。
住空間デザイン学類 橘田 洋子
今回はHCJ2023の展示会に赴きました。このような大規模な展示会は初めてだったことや、展示に関連する業界に明るくなかったこともあり、さまざまな企業や業種について知る良い機会となりました。
ブースにより多種多様な展示の表現がされており、見ているだけでも空間デザインの学びになりました。印象的だった、とある向かい合う2つのブースをレポートします。
どちらも使い捨ての食品容器の展示。そのデザインは対局と言って差し支えないでしょう。
かたやフードデリバリーを連想する広告のような賑やかさと、バイオマス素材に関連した桜や植物を用いた展示。
かたやグレー単色の背景に、特徴ごとに色と空間を分けるというPowerPointを連想させるまとまりのある展示。
同じ業種とはいえ会社の毛色でここまでデザインが変わるのも珍しいと感じました。個人的に前者は顧客の使用時(開封や飲食)を、後者は店舗での使用時(盛り付けや梱包)を想定した展示であると考えました。
今回この展示会に来てみて、フードサービスに関連する企業だけでも、一つに特化した専門的な会社や幅広く扱うオールマイティな会社など、数多くあることに驚きを隠せませんでした。また初めて知る企業でも、ブースを見ることで雰囲気や個性などを掴むことができ、空間デザインの重要性について再確認する機会になりました。
住空間デザイン学類4年 川端 彩乃
ウィークデイオープンキャンパスのお知らせ
住空間デザイン学類では、6/6(火)から6/9(金)までの17時〜18時に、ウィークデイオープンキャンパスを開催いたします。住空間デザイン学類の説明や施設紹介、先生とじっくり話す個別相談など、本学の住空間デザイン学類を知ることができるイベントです。
詳細とお申し込みは以下ボタンからご覧ください。