産学連携課題「コマジョデコール」による空間演出が完成!
2023/02/09
地域の廃材を活用し、地域の自然や環境についての想いを表現する空間演出を実現する新しい産学連携課題「コマジョデコール」。東京都町田市に開店した物販・飲食店「SHIMA」の店内に、15枚のアートワークパネルを設置しました。3年生の専門ゼミ科目インテリアデザインスタジオIの履修者29名が参加し、デザイン案の検討からアートワークパネルの制作までを行いました。
家具スタジオの学生8名が準備したパネルフレームに、空間系スタジオの学生21名が3つのチームに分かれて制作しました。主に廃棄されたさまざまなスタジオセット用の壁紙を用いて、異なるテーマで5枚ずつ、計15枚のアートワークパネルが完成しました。
①1階エントランス+階段エリア タイトル:「come full circle」
1階は米粉を用いたベーカリーショップのため、お米が作られる過程をテーマにしたアートワークを制作しました。土を耕し、田植えをし、稲が実って収穫し、脱穀することで、お米がみんなの手に渡っていく過程を表しました。
②2階客席エリア タイトル:「五匹の羊」
ジンギスカン料理を提供する2階は、感謝の気持ちを込めて羊のキャラクターを登場させ、背景にサルビアやイチョウなど地域に特徴のある花や植物などを配しました。羊が豊かな環境の中で過ごす情景を描くことで、地域との深いつながりを表現しています。
③トイレ(4部屋)+2階通路エリア タイトル:「和縁(なごみえにし)」
昔から日本に伝わる亀甲(きっこう)模様、七宝(しっぽう)つなぎ、束ね熨斗(たばねのし)文様、麻の葉文様、菱(ひし)文様といった縁起のいい和柄の文様を、鮮やかな色と柄の廃材の壁紙を貼り合せ、生き生きとしたアートワークに再生しました。
昨年11月の後半に現地で完成披露内覧会が行われました。連携企業の株式会社ふく家、株式会社TBSアクト、協力をいただいた株式会社緑山スタジオ・シティの関係者の方々から、たくさんの感想やコメントをいただきました。また米粉を使用したパンやジンギスカンも振舞っていただきました。ぜひ店舗を訪れ、店内に飾られている作品を実際に見て楽しんでください。
店舗情報
これまでのコマジョデコールの活動は、以下をご参照ください。
- 産学連携課題コマジョデコール2023の演出空間がテレビ放映されました!
- 緑山スタジオでコマジョデコール2023の制作作業を行いました
- コマジョデコール2023:緑山スタジオ喫茶スペースの空間演出が進行中
- 産学連携課題「コマジョデコール」による空間演出が完成!
- 新しい産学連携課題「コマジョデコール」がスタートしました!