授業で「積水ハウス エコ・ファースト パーク」を見学体験しました
2018/08/27
2年生全員参加の体験学習授業で、茨城県古河市の積水ハウス株式会社「エコ・ファースト パーク」を見学しました。広大な施設を回り、実験住宅や最新のモデルハウスなどを体験し、住まいと環境について考えるまたとない機会となりました。※
見学前の授業では、一人ひとりに与えられた環境と住まいに関する8つのキーワード(高気密・高断熱、緑化、耐震・耐火など)について事前調査し、グループで学習・発表しました。
見学は企業の環境への取り組みについてのレクチャーから始まり、午前中は建築廃棄物の100%リサイクル工場「資源の泉」、自然の風力による換気方法を採用した「風の家」、2008年の洞爺湖サミットで公開された建物を移築した「あしたの家」などを見学しました。
午後は「関東・住まいの夢工場」のモデルハウスをたくさん見学しました。最新の住宅設備が備わっているだけでなく、住宅の間取りや空間構成にも様々な工夫や仕掛けが施されていました。設計製図の授業でちょうど住宅の設計に取り組んでいる学生たちにとって、とても大きな刺激を与えていただきました。
担当教員:神村、橘田、佐藤、三戸
企業の概要について説明を受けます
建築廃棄物の再資源化に取り組む「資源の泉」
自然の力を生かした「風の家」の前で
たくさんの刺激を与えられた一日でした
学生の感想
- 「環境にいい家」「エコな機能」と一口に言っても、様々な機能があることがわかった。それらの中から自分に必要な機能を選び組み合わせることによって、個性も出すことができるのだと感じた。ただ高性能な機械に頼るだけではなく、使う素材や風の流れを考えたりすることも、環境にいい住宅を考えるうえで重要なことなのだとわかった。(A.O)
- 事前調査の段階では、自分の知らない用語ばかりだったが、今回の見学により用語の意味だけでなく、実際に自分の目で見ることができたため、より理解が深まった。一度にこんなにたくさんの住宅を見ることはめったにできない体験なので、とても貴重な体験ができたと思う。住宅一つひとつにそれぞれの特徴があり、それらを比較することができた点が良かったと思う。(M.K)
- これから自分が内装デザインをしていく立場になった時、どんな要望にも応えられる柔軟性を持ちたいと思った。それに加え、実際に住んだ時の快適さを考慮して設計、デザインできる力を身に付けたいと思った。今後も、今回のように自分の目で見て知識を蓄えるようにしたいと思う。(S.S)
- ※ 本内容は、住空間デザイン学類の前身である住空間デザイン学科のカリキュラムについて紹介しています。
住空間デザイン学類での学びの参考にしてください。