「卒業研究 前期発表会」を開催しました
2018/08/09
7月中旬に4年生の「卒業研究」前期発表会が行われました。大学での学びの集大成として取り組む「卒業研究」は、自らテーマを設定し、研究を進め、最終的な成果物を制作します。前期発表会では、各自のテーマに基づき、現状の整理や課題の抽出、デザインの手法などについて、パワーポイントを使ってプレゼンテーションを行いました。※
住宅や商業施設などの建築デザインから公共施設などのリノベーション、照明やうつわのデザイン、街づくりなど、多岐にわたるテーマがあります。今年は、自分の生まれ育った街やその街にある建物に目を向けたテーマが多く見受けられました。
今後は先生方からの質疑やアドバイスを踏まえて、夏休みから後期へと作業が進められていきます。各自がテーマと向き合い、試行錯誤を繰り返しながら、たくさん考えて、悩んで、手を動かして、研究・制作に取り組んでもらいたいです。
パワーポイントを使ってプレゼンテーション
4年生はプレゼンテーション力も磨かれてきています
分かりやすく伝える資料のつくり方も各自工夫します
先生方からの質疑にどう答えるかも重要です
4年生 新井華乃子(インテリアデザインコース)
- 私は、自分の地元である群馬県前橋市のレンガ倉庫を使ったリノベーション計画を提案しています。『水と緑と詩の街』というキャッチフレーズや地元の名産物などから群馬・前橋の魅力を引き出し、人々が集う空間をつくっていきたいと考えています。短いプレゼンテーションの時間で伝えることに苦戦しました。今後は、先生方からいただいた意見を踏まえて、アイデアを考えていきたいと思います。また、建築コースとインテリアコースのプレゼンテーションを聞いてみると、コースによって考える視点が違うことに気づきました。最終的に、お互いのコースの良い部分を併せ持つ作品ができるように頑張っていきたいと思います。
4年生 田中くるみ(建築デザインコース)
- 私は「居合わせる」ことをテーマに、人の行為やシーンから空間を作っていくことを考えています。前期発表会では、3分間で伝える為の話の進め方や資料制作など、プレゼンテーション準備にもこれまで以上に時間をかけたことにより、4年間の集大成であることを実感しました。今後は、先生方から頂いたアドバイスを踏まえてコンセプトやシーンを膨らませ、制作を進めていきたいです。何よりも、最後まで楽しみながら作品と向き合えたらいいなと思います。
- ※ 本内容は、住空間デザイン学類の前身である住空間デザイン学科のカリキュラムについて紹介しています。
住空間デザイン学類での学びの参考にしてください。