インテリアプランニングコンペ2018で2名の学生が入選・入賞しました!
2019/02/05
インテリアプランニングコンペ2018(一般社団法人日本インテリアプランナー協会主催)で、住空間デザイン学科3年の阿部玲奈さんが入選、3年の塚原ゆうかさんが特別審査員マニュエル・タルディッツ賞を受賞しました!
このコンペは20㎝角の箱の中に、決められたテーマと要件に沿ったインテリア空間を計画することが求められます。今年のテーマは「物語るインテリア」。2018年度前期のインテリアデザインI授業の中で取り組みました。その結果、全国の大学・専門学校の学生と社会人の応募者数237作品の中から、一次審査を通過した45作品に、住空間デザイン学科の3年生2名が入選しました。※
タイトル「Not real」 3年 阿部 玲奈
「Not real」デザインコンセプト
この空間は私自身が上京して3年が経ち、東京の暮らしに慣れ、何も変わらない毎日の生活に退屈さを感じ、現実とはかけ離れたような空間で時間を過ごしたいと思い、表現した空間である。(中略)この空間を訪れた人すべてに解放感や気分転換、新感覚を味わってほしいと思い、宇宙をイメージした。空間の中にはそれぞれ異なる3つの空間を作り、はしごや階段を使わない無重力空間を考えた。
タイトル「干しコミュ」 3年 塚原 ゆうか
「干しコミュ」デザインコンセプト
「洗濯物を干す」という動作は、世界中の人々が行う日常の動作の一つである。(中略)2枚の向かい合う壁は、集うものの「心の距離感」を表し、すべて違う形の開口部とそこから出る光は、人間と動物のそれぞれの性格やコミュニケーションを図ろうと発信する様子を表している。干す→乾かす→取り込むことで、朝昼夜の時間帯によって異なる景色を楽しむことができ、それぞれ新たな物語が生まれる。
11月30日(金)から12月2日(日)までの3日間、東京青山のスパイラルガーデンで行われたIDM TOKYO 2018会場内で、コンペ入選模型の作品展が行われました。12月1日(土)午後には入選者のプレゼンテーションが行われ、スクリーンに大きく映写された作品の前で、作品のコンセプトを大勢の参加者の前で発表しました。その後、入賞作品の発表と表彰があり、塚原ゆうかさんが特別審査員の建築家マニュエル・タルディッツ氏から審査員特別賞の目録を授与しました。プロのデザイナーや他大学の学生とも交流し、実り多い一日となりました。
受賞学生コメント 3年 塚原 ゆうか
- 私は「干しコミュ」の模型を制作するにあたり、特に2つの点に注力しました。まず、模型の中の洗濯物やシーツに用いる布の選定です。この模型は背後から光を当てて成り立つ空間であるため、主張しすぎない配色や、シーツの透け感にこだわりました。
もう1つは、立方体を感じさせない空間構成です。与えられた条件の中で空間に変化をつけるため、壁を斜めに配置しました。また床と天井には反射する素材を貼ることで、光と影が映り、奥にも空間が広がるような表現にしました。
多くの素晴らしい作品が集まる中、賞を頂くことができ、大変光栄に思います。プレゼンテーションでは、別の視点の発想や発表方法などから学ぶことが多く、良い刺激になりました。先生方にも感謝し、この経験を次に活かしていきたいです。
インテリアプランニングコンペ2018 概要
名称 | インテリアプランニングコンペ2018 |
---|---|
主催 | 一般社団法人日本インテリアプランナー協会 |
後援 | 日本インテリア学会 公益社団法人日本インテリアデザイナー協会 一般社団法人日本商環境デザイン協会 一般社団法人日本フリーランスインテリアコーディネーター協会 |
- ※ 人文学部 住空間デザイン学科とは、人間総合学群 住空間デザイン学類の前身となる学科です。