JAFICA「未来に続くインテリアコンテスト2022」に入賞

インテリアデザインコース3年生松津 見穂さんの作品「デアイマ ~人と人とを繋ぐ空間~」が、一般社団法人日本フリーランスインテリアコーディネーター協会(JAFICA)主催の「未来に続くインテリアコンテスト2022」にて、アイディア部門ナイスアイディア賞を受賞しました。

住空間デザイン学類の2年生前期で取り組んだ設計製図Iの課題「住宅+α」で、松津さんが設計した空間を、このコンペの趣旨に沿ってインテリアを中心にブラッシュアップしました。松津さんの提案は住宅にプラスして、隣接する公園の利用者や地域の住民をターゲットにしたカフェを設けています。住宅とカフェの間に”デアイマ”という少し折れ曲がった隙間を設け、訪れる人と住人が程よい間をおいて出会うことで、コミュニティの場の創造とプライバシーの確保を両立させました。

昨年12月に東京都千代田区の学士会館で表彰式が行われ、記念盾と副賞が授与されました。またコンペの審査員の先生方や他の受賞者と交流し、コメントをいただくことができました。これからの就職活動や卒業制作に向けて、大変良い励みになったことと思います。

  • 授賞式と懇親会が行われた学士会館の会場
    授賞式と懇親会が行われた学士会館の会場
  • 審査員の先生から記念盾を受け取る松津さん
    審査員の先生から記念盾を受け取る松津さん
  • 「デアイマ ~人と人とを繋ぐ空間~」応募シート
    「デアイマ ~人と人とを繋ぐ空間~」応募シート
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    「デアイマ ~人と人とを繋ぐ空間~」応募シート
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  • 松津さん、おめでとうございます!
    松津さん、おめでとうございます!

審査員講評 日本インテリア学会 会長 直井 英雄様

住宅兼店舗の設計において、人と人とをつなぐ「デアイマ」と称する空間を提案した作品である。京町屋の通り庭を思わせるこの空間によって、住宅部分のプライバシーと店舗部分の開放性をうまく成り立たせている。性格の異なる空間を無理なくつなぐ中間領域的な空間の好例と評価できる。

松津 見穂さんのコメント

今回このような賞をいただけて大変うれしく思います。御指導くださいました先生方には心より感謝いたしております。
表彰式ではインテリア業界で働く方々のこれからの空間づくりやくらしに対する熱量を感じ、刺激を受けました。実例部門、アイディア部門で受賞された方々の実際のプレゼンテーションは作品への姿勢と発表の勉強になり、大変貴重な経験になったと感じております。
「新しい出会いの場」というテーマでは、コロナ禍で失われつつある人々の交流を活発にさせる空間を考える点で苦労しました。人や人を取り巻く環境が変わり続ける限り、空間も応じて変化し続けなければならないとこのコンテストを通じて改めて感じました。これからもその時代や人々に寄り添い、より良い作用をもたらすような空間を考え続けていきたいです。

一般社団法人日本フリーランスインテリアコーディネーター協会「未来に続くインテリアコンテスト2022受賞作品決定」

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