8月19日(土)オープンキャンパス 日本文化専攻「体験授業」案内

人間文化学類 日本文化専攻では、文学や歴史学、言語学や民俗学など多様な視点から「日本文化」をトータルに捉える広い学びを特徴としています。今回のオープンキャンパスでは、「伝承文学」と「説話文学」のふたつの角度から「日本文化」を学ぶ楽しさを体験していただきます。

8/19(土)オープンキャンパスお申し込みはこちら

木内英実先生:物語に登場する鹿の毛色は「九色」か? 「五色」か? 「金色」か?

インドで生まれ中国を経由して日本に伝わった物語である「九色の鹿」「五色の鹿」「金色の鹿」のお話を皆さんはご存じでしょうか? 長い時間と距離を経て伝承されてきたこの物語は中国の敦煌の遺跡にも壁画として描かれています。現在、日本で出版されている物語と台湾や中国で出版されている物語とを比較し、どのような点が異なるか探ります。日本を象徴するあの鳥も登場するこの物語を、挿絵を中心に読み解き日本文化の特質を一緒に考えましょう。

木内 英実先生「私の研究と授業」へ


  • 画像クリックで拡大表示

  • 画像タップで拡大表示

山本元隆先生:「鹿の鳴き声」をめぐる恋のゆくえ ―1,000年前の日本人の感受性―

言葉は、私たちが心に感じる風景を相手に伝える大切な伝達手段です。一つの「音」をとっても、心に思い描く風景は十人十色、それゆえ言葉による表現も千差万別です。平安時代の説話集『今昔物語集』に、山里に響く鹿の鳴き声をめぐり、二人の女性が内心の情景を和歌に詠みました。二つの和歌を手掛かりに、1,000年前の日本人の情緒について探求していきたいと思います。

山本 元隆先生「私の研究と授業」へ


  • 画像クリックで拡大表示

  • 画像タップで拡大表示

8/19(土)オープンキャンパスお申し込みはこちら

次回の体験授業のタイトルもご紹介します。これまでお越しになった方も、ぜひ何度でもご参加ください。

  1. 9月2日(土)
    • おむすびはむすばない ―日本語の伝統的な「結びつき」―
    • 彼岸は“ひがん”とも言えない? ―言葉の多様性を受容する日本文化―

オープンキャンパスへ

ニュース・活動報告 :新着投稿