「教育実習報告会」
2023/12/14
毎年恒例となっている、「教育実習報告会」を行いました。4年生で実施される教育実習は教職課程のハイライトと言っても過言ではありません。中学校または高等学校で3週間生徒たちの前に立って教師として過ごします。楽しみである反面、不安もつきものです。そこで、教育実習を体験した4年生から3年生に対して助言したり、逆に3年生から質問をしたりする機会を設けています。今年も大変有意義な時間となりました。
以下、参加した3年生の感想を紹介します。
- 実際に教育実習を体験された先輩方のお話を聞くと、次々と気になる点が出てきました。その場で詳しく、それぞれの方の意見を聞くことができ勉強になりました。学校や担当の先生などによって細かいところが異なってくることが分かりましたが、いずれの場合であっても余裕を持って準備をしておくこと、どんなに念入りに準備をしていたとしても授業を予測通りに進めるのは困難であるということが分かりました。それでも、今からできることを来年の実習期間を見据えつつ、着実に行っていければと改めて考えさせられました。とても濃密な時間かつ、想像が湧いていなかった私たちにとって大変有意義な時間となり良い機会でした。
- 実習先の学校によって指導方法や仕様が異なっているようなので、事前に実習先に細やかな確認をとることが重要だと感じました。インターネット等では収集しきれない情報に関して実際に実習に参加した先輩方から詳しく具体的な話を伺えたので、教育実習に対するイメージをより明確にすることができました。
- 今回交流会を行い、特に良かったと感じたのは実際に行った先輩たちの経験をその場で聞き、詳しく質問することなどが可能な部分です。あらかじめ質問内容を文書で送り、答えてもらっていましたが、それに加える形で話をさらに聞くことができ、とても参考になった部分が多い交流会に感じました。特に教材の確認等を電話で何度も聞いたということ、あった方がいい道具の中にスタンプが存在していたこと、実習中の帰宅時間の差については、文書での回答にはなかったので、その部分でも参考になる話を聞くことができました。先輩方に来ていただいて本当に良かったなと思いました。
- 一つひとつ、丁寧に教えていただきました。学校が違うだけで授業の教え方が異なることに、自分がお世話になる実習先の学校についてきちんと調べておくべきだなと思いました。実習期間に入ってしまうと他のことに取り組むのは難しいと聞いたので、できることは全て事前に終わらせておくことを意識したいと改めて思いました。
文責:中野 達也