2023年度 入賞作品

佳作

岡 采那「暮らしに水辺を」

担当教員:三戸 美代子

大相模調節池を中心に親水文化創造都市として発展してきた越谷レイクタウン。この水辺から敷地全体を巡るように水路を引き込み、住宅を区画する柔らかな境界線や、住民の出会いを誘発する場としての役割を与える。水辺を見て、渡り、共有して暮らす新しい住宅地を提案する。
水路や隣人と多様な関わり方ができる住宅も合わせて設計した。

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学生による作品紹介

担当教員講評

レイクタウンに隣接した地域に水を生かした新しい分譲住宅を計画する提案である。単に水辺に集うだけでなく、水路が「隔てる」心理的な効果に着目し、小さな単位から大きなコミュニティまで親密度の異なる領域を作り出しているとこが興味深い。また、この全体計画を支えるため住宅ひとつひとつに向き合い、プライバシーに配慮しつつ、多様な共有空間、水との関わりが丁寧にプランニングされた、岡さんらしい秀作である。

(評/三戸 美代子)


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