2021年度 入賞作品

佳作

立石 乃彩「和紙プロダクト」

担当教員:榎本 文夫

私の地元高知には「土佐和紙」という伝統工芸品があります。和紙は古くから日本の生活に存在しましたが、最近は見たり使用することも少なくなっています。触り心地が独特で、材料により風合いも変化する……そんな魅力を生かし、私たちの日常に和紙を感じるプロダクト制作を行います。

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学生による作品紹介

担当教員講評

高知出身である彼女は、地元の伝統工芸・土佐和紙を使い土佐の天然記念物である金魚「トサキン」の光るオブジェを制作した。トサキンの特徴である半透明で優雅に広がる尾びれを和紙の素材感を生かして軽やかに表現し、また金魚の鮮やかな着色も、和紙の色の滲みをうまく利用したことが評価につながった。まさに一年間掛けた彼女の素材に対する地道な研究の積み重ねの成果である。

(評/榎本 文夫)


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