「URまちとくらしのミュージアム」の見学をとおして団地について学びました!
2026/03/17
1年生「空間デザイン入門Ⅱ」の授業では「日本の住まい(団地とは何か)」という課題に取り組みました。戦後大量供給された「団地」について、誕生の背景や当時の生活、間取りの変遷などについて学び、さらに近年取り組まれている団地再生プロジェクトについても調査します。そのうえで「これからの新たな団地の使い方」について提案する課題です。
まず、「団地」のことを詳しく学ぶためにUR都市機構の「URまちとくらしのミュージアム」を見学しました。同潤会代官山アパートや昭和30年代の公団住宅の復元住戸などを見学するとともに、映像や模型展示をとおして団地やまちづくりの変遷について学びました。

ヌーヴェル赤羽台(旧赤羽台団地)の一画に整備されたミュージアムです
復元住戸を体感しながら詳しく解説していただきました
1年生の感想(抜粋)
- 特に印象に残ったのは、公団初期の団地の再現です。当時は「家事を効率よく行うこと」や「家族みんなで同じ空間を共有すること」が重視されていたのが伝わってきました。また、時代が進むにつれて、個室が増えたり、ライフスタイルの多様化に合わせた間取りが出てきたりしていて、「暮らし方が変わると、空間もこんなに変わるんだ」と実感しました。住宅が社会の変化に合わせて進化してきたことが、とても分かりやすかったです。(Oさん)
- 私たちの暮らしがどのように変化してきたのか、実際の展示を通して体感することができました。団地の再現展示は、当時の生活スタイルが細部まで分かるほどリアルで、まるでその時代にタイムスリップしたような感覚になりました。家具や家電にも「その時代ならでは」の工夫や価値観が表れており、現在の便利さが当たり前ではなかったことに気づき、この快適さは長い時間をかけて作られてきたことがわかりました。住まいの歴史を学ぶだけでなく、時代によって人々の価値観や暮らし方がどのように変化してきたかを実感することができました。今後の課題では生活者の視点を忘れず、長く大切に使われる住まいを設計することを心がけようと思いました。(Nさん)
- 実際に見学することで、構造やその理由、当時の工夫までしっかり理解でき、知識として身についたと感じました。特に、晴海高層アパートのスキップフロア方式は、調べているだけでは“なんとなく”の理解にとどまっていましたが、模型や再現空間を見ることで仕組みがはっきり分かり、とても納得できました。また、実際の部屋の大きさ、家具やキッチンの高さ、畳の硬さや向き、廊下の電話の配置など、細かい生活のスケール感を体験できたのも印象的でした。資料や写真では気づけない部分を自分の感覚で確かめられ、とても楽しく見学できて良かったです。(Mさん)

実際の空間に興味津々! 細部までチェックしながら学びます
ミュージアムのお隣にあるコミュニティの拠点「Hintmation」も見学しました!
これらの見学を踏まえ、最終的に取り組んだ「これからの新たな団地の使い方」の提案では、大学生のお試し居住、分散型ワークペース、多世代の共存など、多彩な視点から団地を読み解く提案がプレゼンテーションされました。この課題を通して、「団地」についての知識を学び、空間を体験し、そして未来について考える機会になりました。
見学のご案内いただきましたUR都市機構ならびにご関係の皆さまに心より御礼申し上げます。


