第56回 駒沢女子短期大学保育科 表現発表会
2025/01/16
2024年12月21日(土)、保育科1年生による「表現発表会」が記念講堂において開催されました。当日は、近隣のご家庭や付属こまざわ幼稚園の子どもたちをはじめとして、たくさんの方にご来場いただきました。ご来場者の皆さまに心より感謝申し上げます。
学生たちは、この発表会に向けて春から準備を進めてまいりました。まず、劇の題材となる児童文学を調べ、一人ひとりが「どのように表現するか」を考えながら、劇の素案となる26種類の児童文学を冊子にまとめました。
その冊子をもとにグループディスカッションを重ねた結果、今年は絵本『しりとりのだいすきなおうさま』が題材として選ばれました。
子どもにとって身近な遊びでもある『しりとり』をテーマに、言葉の面白さに触れながら、ワクワクできるストーリーを考え、さらには、子どもへ伝えたいメッセージを込めて、原作にはない展開を加え、学生がオリジナルのお話を作りました。
脚本や大道具・小道具、音響、照明、衣装に至るまで、すべてを学生たちが制作し、クラス全員で協力しながら工夫を重ねてきました。
今年は初めての試みとして、子どもたちが劇を鑑賞するだけでなく、劇の世界へ参加できるよう、小道具づくりのワークショップも実施しました。ワークショップでは、来場した子どもたちが小道具の「プリン」を作り、そのプリンを劇の中で学生たちが食べる場面が盛り込まれました。
この活動を通じて、子どもたちの多くの笑顔に触れることができ、学生たちは「表現」することの楽しさを実感する機会となりました。