2年生が高齢者施設で老年看護学実習Ⅰを行いました!!
2024/09/30
2年生の8月下旬より9月上旬にかけて、老年看護実習Ⅰが行われました。まだまだCOVID-19の感染者数増大により、一部スケジュールの変更はありましたが、無事に実習を終えることができました。この実習は、高齢者施設(特別養護老人ホーム、介護老人保健施設)で生活をする高齢者や、これらの施設にあるサービスを利用する高齢者と関わることで、地域で生活をする高齢者を理解することを目的としています。
老年看護学実習Ⅰでは、5カ所の施設に分かれて4日間行われますが、このうち4つのグループが介護老人保健施設で実習を行いました。介護老人保健施設は、介護を受けながら心身の機能の維持・回復をはかり、在宅復帰を目指す施設のため、白衣で実習を行いました。全ての学生が、「入所フロア」「デイケア」「リハビリ」「入浴介助」「入所者の受け入れ」「訪問看護」での実習を実施しました。
「入所フロア」では、介護老人保健施設で生活をしている入所者(高齢者)さんと直接お話をしました。学生主催のレクリエーション大会では、緊張と不安もありましたが、入所者の皆さんも大変楽しんでいただくことができ、学生も楽しい時間を過ごすことができました。
実際にお会いした入所者さんは、学生が実習前に持っていたイメージと違い、明るく元気で、たくさんお話をしてくれるなど、学生はたくさん関わることができました。
「デイケア(通所リハビリ)」では、自宅で生活をしている高齢者が、リハビリや入浴、レクリエーションなどを目的に利用されていました。体操やカラオケ、書道など日替わりでの催し物があり、利用者さんからは、「ここに来るのが楽しみ」との声も聞かれ、学生も一緒に体操や踊り、ゲームを行いました。
「リハビリ室」では、入所している入所者さんと、自宅で生活しているデイケアの利用者さんのリハビリを行っています。みなさん、それぞれ自分の目標にあったリハビリを行っており、学生も一緒に利用者さんと同じメニューを行いましたが、学生の方が利用者さんよりも早くばててしまいました。
「訪問看護」では、事前にカルテから情報を確認して、利用者さんのご自宅に向かいました。訪問看護ステーションから訪問先までの距離により、車や自転車、徒歩にて向かいます。学生は訪問看護師とともに2~5件の利用者さん宅にお伺いしました。社会資源を上手に使いながら、ご自宅で生活している利用者(高齢者)さんから、たくさんお話を聞くことができました。
4日間の施設実習は、あっという間に終了してしまいましたが、普段、高齢者と接する機会の少ない学生にとって、教科書だけでは学べないものを経験したのではないかと思われます。3年生になると、老年看護実習Ⅱにて病院で生活する高齢者の実習があります。今回の実習での学びを生かしていけるよう、さらなる成長を期待します。
文責:松戸 典文