保健師課程での学びについてご紹介します! ~健康教育編~
2025/07/08
駒沢女子大学看護学部では、選抜制の保健師課程を履修することで、看護師国家試験受験資格とともに保健師国家試験の受験資格を取得することができます。保健師課程では、公衆衛生看護活動に必要な知識や技術を、講義・演習や実習を通して実践的に学びます。
10名という少人数で構成されるこの課程では、毎年チームワークを大切にしながら、仲間と支え合い、時に励まし合いながら、講義・演習や実習を乗り越えています。
今年も3月の集中講義「公衆衛生看護活動論Ⅱ」から、保健師課程の講義・演習が本格的にスタートしました。今回ご紹介するのは、保健師課程で学ぶ重要な技術のひとつである“健康教育”についてです。
“健康教育”とは、人々が自らの健康を守り、より良い生活習慣を身につけられるように、情報提供などを通じて働きかける活動のことです。 保健師は、対象者の年齢や生活背景に応じて、わかりやすく実践的な方法で健康情報を提供する役割を担っています。
学生たちは2名1組のグループで効果的な健康教育のために「企画書」を作成します。対象者を取り巻く背景や年齢、ニーズに基づきテーマを設定し、教育の目的や目標、実施方法、評価方法などを明確にしながら、教育内容を計画的に構成していきます。 そのうえで、どうすれば対象となる方々にとってわかりやすく、役立つ健康情報とすることができるか、意見を出し合いながら伝え方や内容を工夫し、準備を進めています。
写真は、学生が地域の高齢者の方々に対して健康教育を実施するために作成した教材や、その制作風景です。
健康教育の教材制作風景
健康教育を実施するために作成した教材①
健康教育を実施するために作成した教材②
健康教育を実施するために作成した教材③
健康教育を実施するために作成した教材④
健康教育を実施するために作成した教材⑤
この健康教育は、8月に行われる実習のなかで、地域の高齢者の方々を対象に、実際に実施させていただく予定です。
また、8月2日に開催されるオープンキャンパスでは、1組のグループの健康教育を来場者の皆さまにご覧いただくことを予定しています! 高校生の皆さまに、保健師課程の先輩たちがどのように学び、地域住民の方々と関わっているのかに触れていただける機会になればと思っております。
皆さまのご来場を、学生・教員一同心よりお待ちしております!!
文責:富塚 美和