2023年「地域ふれあい実習」が終わりました

看護学部1年生が、2週間の「地域ふれあい実習」を終えました。

「地域ふれあい実習」は、駒沢女子大学周辺の地域で暮らす人々が利用する、施設や活動の場に学生が出かけて行き、活動を通して関わった人々の暮らしと健康についてとらえ、看護へのつながりを考えるという実習です。

そして……1年生にとっては初めての実習で、ハラハラドキドキの日々でした。

臨地実習は6日間、今年は昨年以上の猛暑で、熱中症警報が発令されるなか、熱中症を予防しつつ、ご協力を得ることができた49カ所の施設や活動の場のうち、1人の学生は2~4カ所で実習を行います。学生は緊張しつつも、地域の皆さまに温かく迎えられ、元気に楽しく活動に参加することができました。

  • 地域の皆さまと一緒に活動させていただきました
    地域の皆さまと一緒に活動させていただきました
  • 活動に参加させていただき作成した作品
    活動に参加させていただき作成した作品

学内実習では……、
まずは自分たちの考える「健康」について、実習グループで話し合いました。そして実習最終日に、2週間の学びから看護へのつながりについて報告会を行いました。台風接近のために開催が危ぶまれたのですが、素晴らしい報告会が無事開催できました。

  • 実習報告会の様子
    実習報告会の様子

どのグループも、さまざまな「場」の環境や活動の意味を理解したうえで、看護へのつながりについて考えることができました。例えば、「その人に合った生活を考えること」、「対象者の持てる力を最高に活用できるように支援するには、個別性を知ることが重要」、「対象者の特性を理解すること、だから観察することが重要」のように必要な看護、あるいは看護の役割について学びを深めることができていました。発表内容だけでなく、質疑応答も活発で、大変興味深く聴くことができました。

「健康」について、こんなに考えたのは初めてではないでしょうか。この実習で、学生一人ひとりが考えた「健康」や「看護」をベースとして、これから学びを積み上げていくことになります。

かくして「地域ふれあい実習」は幕を閉じ、既に後期の授業が始まっています。がんばれ! 1年生。

そして、地域の皆さま、実習では大変お世話になりました。今後の成長を一緒に見守っていただけますと幸いです。

文責:橘 達枝

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