第33回国際助産師連盟(ICM)学術集会に行ってきました

2023年6月11日から14日までの4日間、3年に一度開催される第33回ICM(International Confederation of Midwives)学術集会がインドネシアのバリ島にあるバリ国際コンベンションセンターで開催されました。この大会は国際助産師連盟(ICM)が主催となっており、母親と新生児へのケアという共通の目標を達成するために、世界中の助産師と助産師の専門職団体で構成された非政府組織です。

今回はCovid-19による感染拡大の影響で2017年以来6年ぶりに参列形式での開催となり、130カ国から2,600名以上の助産師が参加しました。本学から、研究発表も兼ねて看護学部母性看護学領域の教員であり助産師でもある高山、那須野、水野の3名が参加しました。

この大会のテーマを”Together again: from evidence to reality”と掲げ、基調講演やシンポジウム、研究発表、ワークショップなど125セッション、ポスター4セッションなどが企画されており、大会前から女性をエンパワメントするためのダンスを踊り、当日はパレードも開催され、バリ舞踊を踊り大変な盛り上がりでした。

大会初日に「Social background of women giving birth that are unintended pregnancies and subsequent maternal and child outcomes in Japan」というテーマでポスター発表を行いました。このテーマは日本の意図しない妊娠の実態を調査したものです。日本での避妊率の低さ、乏しい性教育の実態やさまざまな場面で女性の意思決定が認められていない点など多くの課題をさまざまな国の研究者や臨床で働く助産師と一緒に議論することができ貴重な機会を得ました。授業の中でも大会での様子や助産師たちの活躍など紹介できたらと思います。

文責:水野 真希

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