新カリキュラム科目「生活科学」の紹介

心豊かな女性の育成を目指し、2022年度入学生からの新カリキュラムでは看護学部1年生に「生活科学」を開講しております。「生活科学」の授業内容には、衣・食・住という生活環境が生活者としての人間におよぼす影響を学ぶことが含まれています。

第6回の授業では“和服の伝統とこれから”というテーマでした。まず、前半では日本の伝統的な衣服としてのきものの歴史、きものの種類について説明を受けました。そして、きものと人生の節目の行事では、お宮参り、七五三、成人式、卒業式、結婚式、還暦、結婚式や葬式の参列、死者の装束が紹介され、人生のライフイベントとの関りについて学びました。さらに、きものに描かれる模様の分類やその意味などを知り、日本文化の奥深さを感じました。

そして、後半はゆかたの着装実習を行い、学生が一人でゆかたを着付けました。各自好みのゆかたを選び、まずは先生の説明とお手本をじっくり観察して、実際に自分で着てみました。初めて自分で着装するのはワクワク、ドキドキでしたが、帯の結び方やコツも伝授され、それぞれの学生の美しい着装が完成いたしました。下駄を履いて、駒女のシンボルの日本庭園まで散策しました。学生のゆかた姿を見に、池の鯉たちも集まってきました。

最後に座位の挨拶と座布団の座り方の実践を行い、各自ゆかたをたたみました。日常生活で触れることの少なくなった座布団ですが、学生は「座布団に座る場面で間違えないように」と真剣に取り組んでいました。

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